週刊 談話室  
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2003年11月10日号

「今週の談話」
 インフルエンザの流行るシーズンになってきました。今、予防接種が行われています。インフルエンザは、罹ると最悪の場合に一週間ほど高熱にうなされ、体力のない人は死に至ることもある怖い病気ですので注意が必要です。
 インフルエンザには、A・B・Cの3型がありますが、大流行するのはA型B型です。A型には、スペイン型、ソ連(もう名前を変えなければ)型、アジア型、香港型などがあります。ふつうの風邪のウイルスと違ってインフルエンザのウイルスは、体内に入ってからすばやく増え続けます。この増殖力に対して、からだの中の抑止力(免疫力)が追いつかず、病状が悪化していきます。肺炎になることも、中耳炎になることもあります。
 インフルエンザウイルスがからだに入って、24時間から48時間で急に高熱がでます。熱は二日目ごろにピークに達し、38度から40度にもなります。頭痛、筋肉痛、関節痛全身倦怠感がでます。重病感がみられます。約一週間で治りますが、更にせきが残り、だるさが抜けないこともよくあります。
 これらは、今まで教科書に記載されてきたインフルエンザの特徴です。しかし、最近インフルエンザの迅速診断キットが出てきてから様子が変わりました。確かにこんな症状の人は、迅速検査ではインフルエンザでありますが、かぜの様な症状で熱の出ない人、咽喉だけ痛い人、鼻水だけの人にも検査してみると、インフルエンザが陽性にでることがよくあります。インフルエンザには、様々な症状があります。軽い人から重い人まで幅広くみられます。かぜとインフルエンザは本当に症状だけでは区別がつきません。
 毎年インフルエンザを契機に一万人が死亡し、その8割以上が65才以上と報告されています。これにより高齢者に対するインフルエンザ対策を重要としているのです。
 インフルエンザの予防は、ワクチン接種です。今年は昨年と同じ型を予想して、Aニューカレド二ア型、Aパナマ型、B山東型の三種を混合したワクチンを作っています。
 しかし、このワクチンの有効率はどうなのでしょうか。健康な成人で約8割、その他の子供や高齢者は約6割程と推計されています。ワクチンを打っていても、流行するインフルエンザのタイプがワクチンと外れていたら、当然予防できません。免疫力が低い人では、ワクチンがそのシーズンのウイルスと同じだったとしても、ワクチンの効果は薄らぎます。
 ワクチンで予防できなくても、今は治療薬があります。A型にもB型にも効果があります。インフルエンザを疑って迅速検査を行い、陽性なら抗インフルエンザ薬を飲む。そうすれば、数日で症状は改善し、重篤にならずに済みます。インフルエンザも早期発見、早期治療がやはり大原則です。


 ゴルフ場に見事な山茶花を発見しました。ピンクの花を付け、花びらは累々と乱れ落ちています。


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