週刊 談話室  
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2003年11月17日号

「今週の談話」
 国民的アイドルとなった高橋尚子選手が、東京国際女子マラソンでまさかの失速で2位に終わりました。競い合う選手がいない中で、タイムとの戦いを強いられた高橋選手は、気合が先行して最後にエネルギー不足となりました。陸上競技場に二位で帰ってきたときには、競技場に悲壮感と失望感がただよい、異様な雰囲気に包まれていました。高橋選手なら、堂々と好タイムで優勝して、アテネオリンピックでも活躍してくれると誰もが信じていただけに残念でした。
 失速した原因は色々と語られています。体重がベストでなくしぼりすぎた。食事量が少なかったためグリコーゲンが不足した。気温が高く、しかも風が強くて坂道を登るのに体力を消耗し過ぎた。最後には脱水状態であった。仕掛けが早過ぎた。などなどの説が解説されています。
 どれもが少しずつ当たっているでしょう。しかし、誰も言いたくても黙っていたのは、体力の限界や老化についてです。いくらトレーニングを積んでも、肉体の衰えはあります。さすがの高橋選手にも少なからず肉体的衰えが出てきたのかもしれません。
 また、国民の注目を一身に集めたため、国を背負い、世界ベストタイムを密かに狙い、ストレスが貯まり過ぎたのかもしれません。
 高橋選手は前回のオリンピックで優勝し、トレーニングも十分に積んでいるため、アテネオリンピックでも活躍が期待できます。ぜひ特別枠でオリンピック出場選手に選んでもらいたいと思います。国民のほとんどがそう願っているのですから。


 ツワブキは昔からどこの山野で見かけます。しかし、なぜか人の心を掴んでいます。葉柄は食用にもなるし、庭の空いたところに植えておくとなぜか落ちつきます。どっしりと深い緑の葉が、丸く大きく手を伸ばし、落ちつき払っている様は見るものをほっとさせます。今、鮮やかな黄色の花を付けています。


「今週の病気」
 風邪様症状の人が増えています。風邪をひくと直ぐに鼻に来る人、咽喉に来る人と様々です。いつまでも鼻が治らない、咳が止まらないと言うことになります。発病しやすい部位、治り難い症状が、誰にも予め決まっているようです。おかしいと思ったら、早めの治療がもちろん大切です。


「今週の患者さん」
 50才女性。数日前に温泉旅行から帰った後に声が出にくくなった、と言って来られました。嗄声(させい。カスレ声)を聞いた感じでは、風邪による声帯炎かな?と思いましたが、念のため喉頭ファイバーで咽喉を観察しました。
 声帯をよく見ると、右の声帯がほとんど動いていません。声帯の麻痺がおきています。専門的には反回神経麻痺と言います。反回神経(下喉頭神経)は、なぜか無意味に長く、またなぜか右より左が長いのです。従って、左の方が右の3倍ほど麻痺がおきやすいと言われています。
 麻痺の原因は風邪のウイルスなどによる神経炎が主ですが、中には甲状腺や頚部の悪性腫瘍によることもあります。また、甲状腺の手術によっても損傷を受けると麻痺が起きます。
 声が出にくくなる病気には、声帯結節、声帯ポリープ、声帯炎、喉頭癌の他に声帯が閉鎖しない声帯溝症などがあります。いずれも、声帯を観察すればすぐに診断がつきます。


「小石展deハッピー」
 《一般の部》 特別賞(過去に大賞を受賞した方の今回の作品)
 今年も力作を出してくださいました。

近藤理さん(今治市)
「ハリセンボン」「トカゲ」

 第7回 北条ユネスコ 『世界小石の芸術展』入賞者はコチラ


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