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2003年12月8日号
「今週の談話」
冬になり、庭の木々も葉を落としています。きれいに紅葉したモミジも強い季節風に吹き飛ばされ、落ち葉のじゅうたんを作りました。ふと見上げると、枝には葉がほとんど残っていません。あっ、と思って良く見ると、木の枝に小さい巣を発見しました。
以前に小鳩が枝に足を掛け、巣立ちの準備をしていたのを見つけましたが、その時はその巣を見つけることができませんでした。葉が落ち、丸裸にされた枝になって、やっと巣を見つけました。ハトの巣はやはり、おおざっぱに作られていますが、小さい枝の間に作ったせいか、この巣は少し丁寧にできているように見えます。
あるべき物が無くなり、その後に大切なものを発見することは常です。焼け跡から発見される意外な物、失って知る人のあり難さ、病気をして初めて気付く健康の幸福などきりがありません。
インフルエンザの予防接種の薬液が不足しています。すでに無くなった医療機関もでています。無いと分かると、急に思い立って注射をしたくなるのも人情です。失われる物の大切さを急に気付くことになります。私の所でも、薬液が少なくなり、予約に回すのがやっとの状況に陥っています。あれだけたくさん用意したと言っていたインフルエンザ予防注射液は、今年も不足しました。
抗インフルエンザ薬は果たして十分あるのでしょうか?
「今週の病気」
一気にかぜ様症状の人が増えてきました。発熱、咳痰、咽頭痛から始まり、のどの違和感や頭痛で悩む人も増えています。ハウスダストによるアレルギー性鼻炎の症状が悪化する人も多くなりました。寒くなると、体調が狂い、その人の弱い所がやられるようです。
「今週の患者さん」
28才女性。一ヶ月程前から横になっても起き上がっても、ふらっとする「めまい」があると言って来られました。一ヶ月間、メニエル病との診断で近くの医院で治療するも良くならないと、相談に来られました。
こんな人はたくさんいます。「めまい」なら先ず耳鼻科に行けばいいのに、なぜ内科などに行くのか不思議です。一般の方には、十分に分かって頂けていないようですが、「めまい」は耳が原因となることが8〜9割と言われています。「めまい」は、どの科の先生よりも知識も経験もある耳鼻科で判断してもらうのが正しいのです。
この方は眼振(目の動き)が水平に動き、耳鳴り、聴力の低下が無く、次の病名の「めまい」以外は否定的です。前庭神経炎です。前庭神経炎は耳鼻科医が専門的に診断できる「めまい」の一つです。
耳鼻科医は「めまい」を診る専門医です。
「ゴルフdeハッピー」
練習場で黙々と打ちこみをしていると、前の打席に3人組みが来て賑やかに練習を始めました。最初は左右に曲げていた人が、名人と思わしき人から手取り足取り教わり始めました。すると球は真っ直ぐにビユーンと遠くまで飛ぶようになりました。
これには驚きました。なんでこんなにすぐに上手になるのでしょうか?いつまでも上手くなれない自分と比較して羨ましくなりました。これを見て、もう今日はやめようと思い、思いきりクラブを振りまわしました。するとなんと、ボールがクラブの芯に当たり遠くに飛んで行きました。突然の開眼です。振りぬくリズムがやっとつかめたのです。何が幸いするか分かりません。
しっかり肩を入れ、しっかり振りぬく事、これが今までできませんでした。長い長い坂道を登り続け、やっと目の前が明るくなりました。いつか必ず努力は報われる。この言葉が実感として感じられました。
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