週刊 談話室  
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2003年1月20日号

「今週の談話」
山茶花 三寒四温を繰り返しながら、だんだん暖かくなっていきます。暖かい日には、近くの山も靄に包まれ、時には黄砂に煙ります。冬枯れの庭に、山茶花が鮮やかに咲いています。
 1年、2年、3年・・、何回も季節は変わり、私のまわりの人も風景もいつのまにか変化をしています。変わらないのは自分だけ、とは思ってはいません。
 体力の低下と意欲の後退を少しずつ感じています。しかし、少なくとも後10年は、意欲的に生きねばなりません。季節の変化をまだまだ楽しめます。

 「たそがれ清兵衛」に感動した記憶が今だ色あせていない内に、同じような映画を見に行きました。
 「壬生義士伝」を見ました。浅田次郎の原作だけに、繰り返し繰り返し、泣かしてくれます。しかし、ちょっと過剰気味。
 今風の滝田洋一郎監督の気合は見るものを圧倒します。風景は綺麗で情感たっぷり。時代劇としての格闘的様式美はもちろん失わず、新撰組の妖しい愚かさも上手に表現しています。きっと新撰組はオーム真理教と同じだと言いたいのでしょうね。近藤勇は麻原彰晃と解釈すれば面白い。おいしそうにスキヤキやメロンを食べるシーンをみれば意図は見え見え。
 中井貴一、佐藤浩市はいいね、うまいねェ。いい俳優になっています。夏川結衣は、ウーン、もうひとつかなー。中谷美紀はよかった。久石譲の音楽も自然に溶け込んでいて美しい。
 家族を飢饉から救うために、南部藩を敢えて脱藩して、新撰組に入って金稼ぎをする無名の吉村貫一郎の物語赤貧に甘んじながらも、剣は強く、教養は深い。そして家族への愛は限りなく大きい。裏切りはしたものの、藩への義も強い。家族への愛に生き、最後は藩への義に死んでしまう
 しかし、ちょっと待って欲しい。生きるために戦えと繰り返し叫んでいたのに、最後に義のために死ぬのはおかしい。設定に無理がある。家族のために戦い、やむなく敗れる。その方が、現実的だと思う。義のために死ぬのは教訓的で大味。現代人には共感は得られない。
 最後がいけない。せっかく全てがうまくいっていたのに、最後に吹っ飛んでしまった。残念。


「今週の病気」
 インフルエンザが流行ってきました。特効薬が底をついてきたそうです。
 しかし、ご安心あれ。最近出てきた特効薬が品薄になっただけです。以前からあるくすりでA型インフルエンザに効くくすりがあります。これなら、まだたくさんあります。インフルエンザはきっと、3月の終わりまで続きます。
 今年は、スギ花粉症が早そうです。花粉の量も少し多そうです。早めの治療が勧められています。


「今週の患者さん」
 スギ花粉の飛ぶ季節になりました。少し遠くからやってこられる患者さんたち。1月になると、何人かの方が決まって、鼻のレーザー治療を受けに来られます。
 「去年はどうでしたか?」
 「ええェ、楽でしたよ。毎年1月になるとレーザー治療をしていないと不安になります」
 こんな会話が飛び交います。
 レーザー治療は花粉の飛ぶ前にするのが一番良いようですが、シーズン中でも十分効果はあります
 レーザーだけで治る人。レーザーと薬、注射と薬、注射だけ、薬だけと様々な治療法があります。人により、花粉の飛ぶ量により、治療法は異なり、薬も変わります。
 要するに、患者さんそれぞれに一番合った治療法を考えるのが私の仕事です。


「小石展deハッピー」
 中学生の部、銅賞。残りの3点です。
ウミネコ
ねこ 石になったヒラメ
銅賞
渡部真実
さん
「ウミネコ」
銅賞
有馬麻美
さん
「ねこ」
銅賞
上村耕平
くん
「石になったヒラメ」


第6回 北条ユネスコ 『世界小石の芸術展』 入賞者はコチラ



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