週刊 談話室  
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2003年1月27日号

「今週の談話」
白侘び助 久しぶりに1日中雨が降り、その後に風が吹き荒れ、冬の終わりを告げる木枯らしとなりました。冷たい風にめげず、白侘び助の花が咲こうとしています。
 今年は、つぼみがたくさん付いています。今から少しずつ、花が咲き始めます。
 小雨の降る夕方、愛犬(黒色の豆柴)の散歩に出かけました。庭を出ると急に風が強まり、雨脚が速くなりました。田んぼの畦道に来ると、吹きさらしとなり足元が濡れてきます。ブルルン!愛犬は一休みした途端、激しく体をゆすり、体にたっぷりついた雨水を飛ばします。ご主人様に雨水を撒き散らし、涼しい顔でてくてく歩く背中が憎く思えてきます。雨は欲しいけど、犬の散歩は大変です。


「今週の花粉症情報」
 スギ花粉症の季節になってきました。花粉症の情報をしばらく続けます。
私も医院の屋上で花粉を採取して、花粉の飛散状況を調べています。まだスギ花粉は見られません。今年は、花粉の飛散数が多いと予想が出ていますがどうでしょうか?


「今週の病気」
 インフルエンザが増えています。インフルエンザは、高熱と関節痛が主な症状ですが、感冒と同じ症状であることも多く、判断に迷います。迅速診断用のキットもありますが、インフルエンザ初期は、ウイルス量が少ないと陰性にでるため、完全には頼れません。
 予防接種をしていても、インフルエンザと検出された人もいます。予防接種も完璧ではありません。
 インフルエンザは予防も診断もまだ完全なものがないのが実情です。しかし、予防接種をしている人は圧倒的にかかり難いようです。何組もの家族を見てみると、予防接種をしている人の方が1家族の中でもインフルエンザにかかり難く、予防接種をしていない人がほとんどかかっています。ある家族では、1回接種をした長男がインフルエンザにかかり、2回接種をした下の2人はかかっていません。2回接種は必要なのでしょうか?
 迅速診断キットはインフルエンザが疑われる人には使います。このキットで診断した結果が陰性であっても、明らかに臨床的にインフルエンザと考えられる人には、ためらわずインフルエンザに有効なくすり漢方薬の柴胡剤を出します。疑わしきはインフルエンザに、の方針です。
 この方針で治療してみますと、皆、1〜2日で熱も下がり元気になって行きます。インフルエンザはまだまだ続きます。


「今週の患者さん」
 のどを痛めて、70過ぎの女性が来られました。中待合のソファーから立ち上がって診察椅子に腰かけようとして、急にフラフラーッと倒れこみました。
 この方はすぐに気を取り戻しましたが、念のためベッドに寝かせて血圧を測ってみると、上が70程しかありません。普通は140程あるそうです。意識は全く正常なのに、中々血圧が上がってきません。かかりつけの内科で血圧を下げるくすりをもらって飲んでいると言うので、事情を説明してそちらの医院に行ってもらいました。レントゲン、心電図とも異常なく、そのまま休んでいると自然に100程に回復したそうです。
 結局、なんだったのでしょうか。寒い外から、床暖房で暖かい部屋に入ってきて、急に手足の末梢血管が広がり、一時的に脳に行く血液が不足していた所に、いきなり立ちあがったために、血圧が急に下がったのでしょうか。起立性低血圧症のようです。お風呂に入っているときに、急に立ちくらみが起きるのに似ています。
 寒い冬は、ちょっとしたところで思いがけない体の異常が出やすいので、気を付けたいものです。



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