週刊 談話室  
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国立京都国際会館2003年2月10日号

「特集・京都研修旅行」
 2月9日 京都で学会(気管食道科学会)があり参加してきました。ついでに、相国寺(しょうこくじ)を訪れました。今週は旅行記です。

 京都での学会はほとんどが国立京都国際会館で行われます。松山から伊丹まで飛行機で行った後、伊丹から京都まで空港バスで行きます。京都のバス停から地下鉄乗り場まではすぐです。地下鉄から会場までも20分と近く、大変便利です。
相国寺 法堂 京都国際会館は古墳時代の住居を模して造られています。いつ来ても、我が家に帰って来たような印象を与えてくれます。講演を少し聴いた後、せっかく京都まで来たのだからと、お寺参りをすることにしました。今回は相国寺です。
相国寺 庭

「蟠龍図」 お寺といえば、仏像です。しかし私は、仏像よりも寺院の建築物とか、庭園とか、書画とかを主に観て歩きます。秘仏はたいてい、隠しているし、薄暗い光の中で見ても、よく分かりません。
 相国寺のお目当ては伊藤若冲の絵です。
 相国寺は地下鉄 今出川を下りれば歩いてすぐ裏にあります。重層入り母屋造りの堂々たる法堂には狩野光信筆の「蟠龍図」が天井に舞っています。

「菩薩像」承天閣美術館 若冲の絵は承天閣美術館にあります。極彩色に輝く「釈迦如来像」、「菩薩像」は慈悲に満ち、天国が夢の国であるような思いがよぎってきます。若冲は色使いの名人です。こんな色彩は、現代のポップアートに負けていません。
 「葡萄小禽図」は墨絵でありながら、葉は青々しく、葡萄はみずみずしいブドウ色に見えてきます。蔓は生き生きと巻き上がり、力強い枝葉と共に緊張感を生んでいます。この寺ではこの2点が印象に残りました。
 若冲の代表作である「動植綵絵(さいえ)」(宮内庁蔵)は、生きとし生けるものに強烈な生命力を与え、見るものを圧倒します。

 作画三昧の生活を送り、ひたすら美の追求のみに生きた若冲は、観察眼に優れていたのでしょう。動植物が一番エネルギーを発散する瞬間を刻明に描いています。また驚くばかりの色彩表現があります。
 若冲の絵を見ているだけで幸福感が満ちてきます。


杉の木
「今週のスギ花粉情報」
 北条でもかなり花粉が飛び始めました。
 8日から11日には1平方cm当たり30個から50個の花粉が観測されました。これは花粉症の症状を生じる数です。いまから花粉が増えていきます。


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