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2003年3月3日号
「今週の談話」
この季節になると、大陸性高気圧、太平洋性高気圧が押し合い、
季節の変わり目
をつくります。そこには、寒冷前線も温暖前線も代わる代わる
通り過ぎます
。春が来たかと思えば、また寒気が降りてきて冬に逆もどりします。そのたびに、上着を一枚減したり増やしたりと忙しくなります。晴れた日は長続きせず、次の日にはもう雨が降ります。
こんな季節が一番風邪を引きやすく、また治り難くさせます。治ったかと思っても、鼻水や咳がしばらく残ります。
冷たい小雨の降る庭には
イヨミズキ
のつぼみが少し黄色に染まってきました。
「今週のスギ花粉情報」
今週もかなり花粉は飛んでいます。雨が降ったり、寒気が戻ったりと荒れ模様の天気が続き、アレルギー反応は一休みの人が多いようでした。
当医院の屋上で測定した花粉の数をグラフで示します。
(50個/cm2以上で症状がでやすいと言われています)
「今週の病気」
インフルエンザ
がまた流行ってきました。
今はB型
です。B型は感冒と判別し難いため、感冒と診断されるケースが多く注意が必要です。
感冒が治りきらず、咳や咽頭痛を訴える人が多くなりました。くすりのみの治療では長引きます。咽頭、喉頭、全身処置を行うと早く治ります。
「今週の患者さん」
急に夜に熱
が出たと、救急病院に走った
小学一年生の女の子
。
インフルエンザの検査を行い陰性
であったため、
感冒
との診断で風邪薬をもらい帰りました。翌日まだ熱が続くため、内科を受診。やはり感冒と言われ、風邪薬をもらい、様子をみていましたが、
熱が下がらず、のども痛いため、私の医院に来られました
。
パッと見て、インフルエンザの印象です
。「多分、B型インフルエンザです。検査をしましょう」と言って検査すると、確かに
B型が陽性
にでました。この子供さんには、
抗インフルエンザ薬
と
柴胡桂枝湯
(さいこけいしとう)
をだしました。翌日には熱も下がり、2〜3日で元気になったそうです。
その5日後、今度は
妹が熱
をだしたと言って、連れて来られました。「インフルエンザが移ったのでしょう」と言って検査すると
B型が陽性
です。同じ治療を行いました。
同じような患者さんが続きます。今度は、
40過ぎの女性
。熱が出て、焼けるようにのどが痛く内科を受診。
インフルエンザの検査をして陰性
と出たため、「単なる風邪です」と言われ、風邪薬をもらい、注射を2本打ってもらいました。次の日に、熱は下がったけれども、
のどが痛くてたまらない
と、私の医院に来られました。
一見してインフルエンザ
です。「これは、B型のインフルエンザです」と言って検査すると、確かに
B型
がでました。咽頭、喉頭から肩に至るまで治療を行いました。治療を終える頃には明るい顔になり、「ここに来ると、ほんとに楽になるからうれしい」と言って帰られました。
インフルエンザの診断は難しい
。
発病初期は、迅速検査
をしても
陽性に出ない
ケースが多いため、インフルエンザだと思っても、「検査で陰性ですから、インフルエンザでなく感冒です」と
「誤診」
することが多くなっています。私は迅速検査で陰性に出ても、インフルエンザと判断すれば抗インフルエンザ薬を出します。
今の時代は検査至上主義に陥っています
。医者としての自負心はどこに行ったのでしょうか。検査はあくまでも補助としての検査です。
私は、医者としての「勘」を大切にしたい
と思っています。
「ゴルフdeハッピー」
15番ホール
は
梅の木
が植えられています。今が一番の見頃です。
ゴルフ場の芝はまだ枯れたままですが、
土の中には緑色をした芝生
が眠っています。ミスショットをすると、深く枯れた芝が取れ、その下に新芽が見られます。
思いきり アイアン打って 春を採る
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