週刊 談話室  
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2003年5月19日号

「今週の談話」
 人生において、人は迷い、苦しむことが多く、気楽に楽しく生きて行くことは難しいのです。順調に行っているように見えても、至るところで迷路に迷い込んでいます。壁もあり、谷もあります。
 振り返って見れば、私は、いつも迷い、不安の中で生きてきたような気がします。今だ、自分に自信を持てません。むしろ、益々自信を失って行くような不安感のほうが大きくなっています。恐らくこのような感情は常に誰でも持っている不安感であり、一時的に不調になる時はよくあることです。
 最近、体調が乱れてくると、精神が荒んでくることが分かりました。「健全なる精神は健全なる身体に宿る」という諺の意味が実感として掴めました
 病気を治すことを生業としている人は、満ち足りた「気」を持たねばならないと、いつも思っていましたが、やせ細った「気」しか持てなくなると情けなくなります。「気」を満たし、患者さんに分け与えてあげるのが私達の仕事です
 体調の悪い時も、「気」を失うことなく、自分なりの方法で、気持ちを奮い立たせなくてはなりません。
 1週間前にストレスからきた不安症状は、幸いにして1回だけで済み、今は全くおきていません。ささいなことですが、友人と飲んだり、ゴルフの練習をしたりすることで気分転換を図りました。一時の落ちこみから今は、解放されています。こんな落ちこみに二度と会わないように、上手に気分転換を図っていかねばなりません。
 以前から私は、元気なうちに「遺書」を書いておくべきだと思っていました。偶然、先週にふと思いついて、簡単な「遺書」を書きました。人は突然、死がやってきます。交通事故から、心筋梗塞まで様々な突然死が待ちうけています。その時になってからでは、何も残せません。身近な人に、感謝の気持ちを元気なうちから伝えておくことは、決して早過ぎることではありません
ユキノシタ
 ひっそりとユキノシタが白い花をつけました。花は1輪ざしに入れて床の間に飾り、葉っぱはからっと油で揚げてお酒のつまみになります。しみじみとした、寂しげな日陰の植物です。

「今週の病気」
 イネ科の花粉症と思われる鼻炎がみられます。夏まで続きます。
 中耳炎が増えています。ほとんどの人が2週間以内で治りますが、免疫力の低い人は長引きます。いわゆる難治性中耳炎です。年に数人はこのような子供さんをみかけます。免疫を高める治療を基本としないと、治りが遅くなります。
 SARSで大騒ぎです。新型の病原菌、ウイルスが突然出てくると、どうしてよいか分からず、皆がオロオロしています。漢方薬では、黄耆・白朮・防風からなる玉屏風散(ギョクヘイフウサン)に予防効果があるそうです。また恐らく、柴胡剤(サイコザイ)でも予防効果はあると思います。日本に広まってきたら、飲み始めようと考えています。


「今週の患者さん」
 70才、男性。耳が聞こえ難くなり、耳鳴りがすると言って来られました。
 聴力は50dB程度まで低下しています。中耳腔、耳管などに異常はみられません。原因は不明です。突発性難聴かな、と思ってとりあえず治療を開始しました。3〜4日しても聴力の改善はみられません。たいていの突発性難聴では治療開始の翌日から聴力は上がって行きます。なんか変だな、と思っていました。
 「掲示板に膝・腰・肩の痛みの治療ができるとかいていますが、私も肩も腰も膝も悪いのですが治療してもらえますか」と聞かれました。私は、東洋医学の知識と私が独自に考案した方法で、これらの治療を行っています。さっそく、肩が痛くてたまらないというので、肩の治療をしました。翌日、肩と腰の痛みがほとんど取れていました。肩の治療点に腰の治療点も含まれていたため、同時に治せたのです。膝も、と言われるので、この治療も加えました。すると、これも翌日にはほとんど治りました。数週間後、「長い間苦労していたのに、本当に助かりました。お蔭様で、今日は農業をすることができました」と感謝されました。
 ところで、肝心の聴力ですが、日々の変動はありますが、徐々によくなって20〜30dBまで改善しました。耳鳴りは止まりました。肩・腰・膝などの改善により、全身状態がよくなり、耳の状態もよくなったようです。全身疲労が耳に悪影響を及ぼしていたのでしょうか。
 私たちは、耳・鼻・のどと病気を部分的に見がちですが、これらが全身の一部であるため、全身のコンディションの改善も視野に入れて治療すると、治療効果が上がります東洋医学は、全身を改善する医学であるため、このような治療に大変適しています


「ゴルフdeハッピー」
エリエール松山 10年ぶりに、エリエール松山でプレイしました。医師会のゴルフ大会です。
 五明高原をめざして登って行くと、野外活動センターのすぐ上にゴルフ場が現れます。木々の植栽は美しく、クラブ・ハウスは大変モダンです。以前行った時は、狭い汚いの印象でしたが、経営者がかわるとこんなに変わるものかと思うほど、全く新しいゴルフ場に生まれ変わっていました。なるほど、女子プロの大会が開かれるだけのことはあります。コースは適度の変化があり飽きさせませんフェアウェイは十分広くエリエール松山でのプレイ、伸び伸びとプレイできます。OBをだすところがほとんどありません。参加者も皆、満足していました。なんといっても全員がいいスコアで回れたのですから、ご機嫌です。私は、44・46=90でした。
 この日の天気予報は雨でしたが、時折日が差し、風は爽やかで、天候にも恵まれました。
 まるで、リゾート地のゴルフ場の風情があり、楽しい時間を過ごすことができました。


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