週刊 談話室  
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2003年6月16日号

「今週の談話」
 「センセ?私、急に冷え性になったンですけど、これ漢方薬のせいでしょうか?」と、ある女性から真剣に相談を受けました。
 「えっ?今日は、世間は寒いですよ。ほら、今日は冷房を入れていないでしょう」と、笑って答えました。
 梅雨に入って、ずーっと蒸し暑い天気が続き、数日おきに来院していたこの方は、日ごとに薄着となり、前日は涼しげなワンピースを着ていましたが、今日はセーターを羽織っています。
 昨日の夜から、北からの寒気が入り急に気温が下がりました。今日はひんやりした天気です。冷房は入れなくて済みます。
 この女性は、自分の体調の変化を気にし過ぎていたため、気温の変化に無頓着になっていたようです。

 梅雨にはアジサイです。鉢植えのアジサイを、花が終わってから庭の開いたところに植えていましたが、気づいてみると門扉のまわりは、アジサイ園のようになっていました。
 アジサイは、年々品種改良され、新しい花が見かけられます。
 隅田の花火ノリウツギカメレオン ホバリア ホベラなどが最近よく見る品種です。
 霧雨の水が、花につき、葉に落ちると、花も葉も生き生きとしてみえます。
 うっとうしい梅雨時の一服の清涼剤となります。

アジサイ


「今週の病気」
 アレルーギ性鼻炎は少なくなりました。中耳炎は相変らず続いています。めまいは、今の時期は多くなります。突発性難聴も少し見られます。子供の「夏かぜ」は、まだ流行とまでいきません。


「今週の患者さん」
 1才の女の子鼻水が止まらないと、1ヶ月前に連れて来られました。耳を診ると中耳炎になっていました。も出ています。明らかに、鼻から来た中耳炎、気管支炎です。
 「この時期に中耳炎になると、治りにくく、1ヶ月以上かかるかもしれませんよ。今が、1番免疫力の弱い時期なので治り難いのです」
 と説明して、治療を始めました。
 やはり、難治性中耳炎です。1〜2週間の治療でよくなりかけたと思うと、また熱がでて、耳漏、鼻水が増えます。これを、2回繰り返しました。
 実は、この子供さんは、お母さんが働いているため、保育園に預けられています。保育園の中で、治りかけた頃に、次々とかぜをもらってくるのです
 耳漏の細菌検査で治り難い菌は出てないし、免疫の極端な異常もありません。集団保育が難治性にしていたのです。
 「1週間だけ、保育園を休ませて頂けませんか」と頼み、隔離してもらいました。
 その後徐々に症状は改善され、1週間後には、ほとんど治りました。
 かぜの流行る時期の集団保育は、このような欠点を抱えています。病気に罹りやすい乳幼児は特に注意が必要です。難治性になると、思いきった休園隔離も必要です。


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