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2003年6月23日号
「今週の談話」
先週は、梅雨の雨に台風の雨が重なり、うっとうしい1週間でした。こんなときは病気の人はますます病状が重くなります。
低気圧になると、体に取り入れる酸素量が少なくなって、心身の活動が弱まり、気分を損ねます。高気圧がくると、酸素量が増えて、心身の刺激が強まり気分が高揚してきます。
ある鞭打ち症の人は低気圧がくると、肩が重くなり体がだるくなるそうです。その原因は酸素摂取が減るからです。
病気の治療に「笑い」が有効なことが知られています。病気のストレスが心身の刺激状態(交感神経優位状態)にあるとき、刺激を休めるリラックス・タイム(副交感神経優位状態)を作ることで、病気が改善してゆきます。
映画の「パッチ・アダムス」ではこのことが、如実に証明されています。
寝込んでいるお年よりに、話しかける人形を持たすと、元気になります。人形のおかしい話しかけに、笑って答えます。これがいい効果をもたらすのでしょう。介護ロボットの重要性はますます高まるでしょう。
笑いは百薬の長、です。私の笑い薬は、「桂枝雀の落語大全」です。時々思い出したように、このDVDを取り出して笑っています。TVでは、深夜の番組ですが「タモリ倶楽部」が笑えます。徹底的におかしく、バカバカしく、作っていますが、所々にタモリの笑いと知性を盛り込み、文句なく、笑えます。
TVのお笑い番組が隆盛を誇っているのは、笑って幸せになり、結局、健康になるからなのでしょう。

今年はナツツバキの花が次々と咲いています。椿のような五弁の花ですが、色は白。梅雨時に咲くので、梅雨椿とよぶ人もいるとか。
沙羅樹(シャラノキ)とも言われますが、インド産とは別物らしい。沙羅樹と言われて植えている木がありますが、こちらはナツツバキと比べて、葉も花も小ぶりです。おかしいと思って図鑑で調べてみると、解答が見つかりました。我が家にある沙羅樹と思っていたのは、ヒメシャラでした。
なるほど、ヒメシャラはナツツバキ(シャラノキ)より何もかも小ぶりです。
「今週の病気」
今週も目だった病気はみられません。
口内炎様の小さい潰瘍をつくる病気が散発的に見られます。色々なウイルスが原因となって、夏によくみられます。
耳痛を訴える人が増えていますが、ほとんどが外耳道炎です。
「今週の患者さん」
カチカチ音がしますと、70才の知人が久しぶりに来られました。耳を診ると、鼓膜の上に耳垢が乗っかっていました。耳垢が鼓膜の上で振動して、「耳鳴り」を生じていたのです。
「センセ、まだ本の続編は出さないのですか。楽しみにしていますよ」と励まされました。わたしの本の愛読者の1人です。続編はまだですが、そろそろ用意しなくてはなりません。
耳鳴りは、色々ありますが、鼓膜の上にものが乗って生じる「耳鳴り」もあります。1番多いのは、耳垢ですが、意外と多いのは髪の毛です。髪の毛が耳に入り、鼓膜の上で動くため、ガサガサと言う「耳鳴り」を生じます。
中には、ダニが耳に入り動き回り、「耳鳴り」が始まったと勘違いする人もいます。ダニが動くとチリチリと言う「耳鳴り」になります。
このように、異物による「耳鳴り」もありますので、注意が必要です。 |
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