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2003年7月21日号
「今週の談話」
今週は睡眠不足になりました。全英オープンを深夜まで見続けました。
全英オープンはいつ見ても面白い。実力より偶然の方が勝利に貢献しているからです。
初日のスタート・ホールでまさかのロストボールとなったタイガーウッズ。はじめから運に見放されていました。最後までミラクルショットは見られませんでした。
優勝を目前にして、16番ホールでバンカー脱出に3打を要してしまったビヨンは、ここで脱落しました。
米ツアーで最高13位どまりのカーティスが、伸び伸びとプレイして、幸運を味方につけ、逆転優勝しました。
全英オープンの舞台は強い海風の吹くリンクスコース。フェアーウエイは狭く、自然のままにうねり、ラフは長くてタフな草に囲まれています。グリーンは微妙な凹凸で、ボールがどんなに転がるか予測もつきません。
深いラフを脱出するため、恐らく選手たちは密かにアイアンの刃を研ぎすましたことでしょう。タイガーが夜更けに、刃研ぎをしている姿を想像するだけでも面白い。思いきり振ったアイアンショットの後の草の切断面を、テレビでは見せませんでした。やはり隠していたのでしょう。…こんな想像をしたくなる過酷なゴルフ場です。
ここがゴルフ場の原点と言われています。最初のゴルフは本当は、きっと面白くなかったのでしょうね。
「今週の病気」
夏風邪、外耳道炎がよく見られます。皮膚炎を伴う溶連菌感染症が1例ありました。季節がら、耳に虫や砂を入れてくる人がいます。夏本番になると更に増えるでしょう。晴れた日が続くと花粉症も増えてきます。
「今週の患者さん」
鼓膜が落ち込み、後壁にくっついて離れなくなったと言って7才の女の子が母親に連れられてやってきました。
確かに、鼓膜は後壁にくっつき、いわゆる癒着性中耳炎になっています。2ヶ所の耳鼻科でこれ以上は治せないと言われ、藁をもつかむ思いで私の所に来られました。
もう治らないと言われたり、治療が長引いたりすると自然と病院を変えたくなるのは人情です。医師も色々と得意、不得意があります。他の耳鼻科医が治せない病気を私が治せたり、私が匙をなげた病気を他の耳鼻科医が簡単に治したり、ということは良くある事です。
癒着性中耳炎は幸いにして、ある程度は私が治せる病気です。中耳腔のわずかな隙間にめがけて、鼓膜切開を行い、換気孔を作ります。数日後少し浮き上がったところに、もう1つ換気孔を作ります。これを繰り返して最終的に鼓膜を後壁から離します。
治療2週間目で、無事に癒着をとりました。聴力も40〜50dBと低下していましたが、15〜20dBまで改善しました。
滲出性中耳炎が重症になると、ある日突然、鼓膜が癒着することがあります。こうなると聴力はがっくり下がります。注意が必要です。
「ゴルフdeハッピー」
夏の暑さは、ゴルフには向いていません。へたをすると熱射病になります。
水分を十分に補い、日陰で休みながらプレイしないと大変です。夏用の速乾性のある下着、ポロシャツ、ズボンがあります。これを着ると、大変楽です。Kさんは、暑さにまけず、還暦を過ぎても元気にプレイしています。 |
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