週刊 談話室  
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2004年1月12日号

「今週の談話」
  最近はTVで医療関係のドラマがなぜか賑やかです。時々しか見られませんが、それぞれ監修もしっかりしていて、医学的に極端に変な番組はありません。スリルとサスペンスに富んだシナリオが効いていて、引っ張り込む魅力を備えています。
  これらの中でも 「白い巨塔」は白眉です。山崎豊子さんの小説は綿密な取材を経て書かれているそうですが、このTVドラマも緊迫感があって中々面白い。
 田宮二郎氏の財前五郎には少し敵いませんが、唐沢寿明さんは大変頑張っています。山本学氏の里見は良かったが、江口洋介さんもいい味出しています。二人とも回を重ねる度に魅力的になっています。
 財前と里見は、善と悪、陰と陽と常に対比させながら、描かれています。財前のモデルになった医師は、本当は柔和な紳士なのですがドラマの中では悪とされています。全てが誇張されています。多分、最初の激しい教授選挙は、かなり事実に近いのでしょうけど、あとは山崎さん独特の張り合わせのように感じます。
 だれでも、どんな医師でも、それぞれの中に、財前的な面と里見的な面を持ち合わせています。多分そう言うことを、山崎さんは言いたいのだと思います。
 中には極端な人もいるでしょうが、ほとんどの医師が真剣に謙虚に診療を行っています。

 寒さが身にしみてくると、ヤブツバキの花が咲き始めます。今日やっと一輪の花を見つけました。木枯らしの中で赤い花が一段と目を引きます。散り際が鮮やかで、それを好む人もいます。
 山本周五郎の「五弁の椿」は名作です。何回も映画やTVでリメイクされています。最近では、国仲涼子さんのTVが秀逸でした。


「今週の病気」
  インフルエンザが少し見られるようになりました。 嘔吐下痢は小流行です。風の強い日には、花粉症様の症状を訴える人が出てきます。今年の花粉は少しだけど、早くから飛ぶと予報されています。


「今週の患者さん」
 今年のインフルエンザ第1号は4才の女児。高熱で小児科に一度かかったけれど、熱が下がらないと言って来ました。「普段ならすぐに熱が下がるのに、今回は下がりません。インフルエンザではないでしょうか?」と言うお母さんの不安そうな一言で迅速検査をしました。結果は、インフルエンザA型陽性でした。
 残念なことに、この子には12月に2回インフルエンザの予防注射をしていました。予防注射は効かなかったのです。予防注射の型と今年のインフルエンザの型は異なっているのでしょうか。一説によると、日本のインフルエンザの注射の量は少ないそうです。これでは予防できません。来年からは注射量の変更があるかもしれません。


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