2004年2月2日号
「今週の談話」
2月になると急に耳鼻科は忙しくなります。スギ花粉症のシーズンに入りぼつぼつと治療を始める人が増えてきます。
私の医院では、多角治療と自分で銘打った治療をしています。特に他の耳鼻科と変わったところは無いのですが、色々な治療を組合わせ、その人その人に合った治療を目指しています。
鼻アレルギー(花粉症)の人は症状が様々であり、重症度も異なります。三大症状の鼻水、くしゃみ、鼻閉のうち、鼻閉が強いか弱いかで先ず分かれます。接する抗原(花粉、ダニ)が少しでも反応する人もいれば、抗原が多くなって初めて反応する人もいます。スギ花粉症だけの人もいれば、ダニ・ハウスダストのアレルギー性鼻炎で年中調子の悪い人で、スギ花粉症も合わさって更にひどくなる人もいます。
治療も色々あります。内服薬は年々進歩したものが出てきます。治療効果が高く、眠気・脱力感などの副作用の少ないものが多くなりました。今までの薬は鼻閉には効果が弱かったのですが、最近は鼻閉に強いものも出てきています。
主にヒスタミンを出さないようにする皮下注射もあります。ステロイドの注射も用意していますが、この薬は長い間身体の中にステロイドが残り、強い副作用がでる恐れがあるため使うのをためらっています。希望者があれば使います。
一番力を入れているのが、レーザー治療です。今まで何をしても治らなかった人が治るようになりました。軽く鼻の中を麻酔した後、鼻粘膜にレーザーを当てます。粘膜がアレルギー反応を起さなくなります。治療効果には個人差があります。一年に一度で済む人が多いのですが、数年間は持つ人もいます。完全に鼻粘膜がブヨブヨになっている人は、数回の治療が必要なこともあります。花粉症の人ならひどくなる前にレーザーを当てる方が、治療効果は高いようです。
内服薬だけで治る人には飲み薬と点鼻薬を出します。皮下注射を使うとよくなる人には注射もします。治り難い人にはレーザー治療もすすめます。この様に、色々な治療法を組合わせて、その人に一番適した治療を行っています。
今年は花粉の飛散数が少ないと予報されています。しかし、花粉症の人は少しの花粉にでも反応しますので、決して油断はできません。自分に合った治療を見つけてください。
「今週の病気」
インフルエンザが急激に流行ってきました。今の時期は、急にだるくなり、かぜ様症状を伴えば、熱がなくても先ずインフルエンザを疑った方が良いのです。早い治療こそ大切です。
かぜに伴う中耳炎、副鼻腔炎などが増えてきました。嘔吐下痢症も見られます。
季節風が強く吹き荒れました。スギ花粉が飛んでいるか顕微鏡で調べましたが、今週は見られませんでした。
「今週の患者さん」
夕方、急にのどに違和感を覚えました。脱力感と熱感があります。これはインフルエンザウイルスが入ってきたと思いました。急いで抗インフルエンザ薬と葛根湯を服用しました。夜も更ける頃には、のどの違和感や脱力感、熱感は取れました。
これは、私の2日前の経験です。抗インフルエンザ薬は予防的に内服することもできるため、早め早めの治療が大切です。ウイルスが身体の中で爆発的に増殖する前に、押さえ込むことが必要です。
インフルエンザの迅速検査試薬がありますが、ウイルスが十分に増えていないと陰性になります。感染初期は検出できる可能性は薄いのです。この段階では、医師の判断に委ねられます。私は、疑わしきはインフルエンザとして治療しています。早期治療が何よりも大切だからです。
「
ゴルフdeハッピー
」
冬の晴れ間、小春日和 の中でゴルフを楽しみました。と言えるのは前半だけです。後半は急にショットが乱れ始め、谷のある所ではことごとくOBを連発しました。あせってバンカーに入れると、これがバンカーから出ないのです。ようやく出すと、グリーンを大きくオーバーして返しのアプローチも失敗です。8打、9打と打ち、心の動揺は隠せず、スコアの数え間違いを同伴者から指摘される有様です。前半46、後半なんと60。やりました。泣けました。
ただ、ゴルフ場の梅の木に蕾がほんのり赤くなっていたのを発見しました。これが、私の慰めになりました。 |