週刊 談話室  
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2007年11月1日号

「今週の談話」

講演会の様子

 和歌山に講演に行ってきました。

 「和歌山漢方セミナー」2時間ほど講演しました。

 治りにくいかぜ、咳、のどの違和感、難治性中耳炎、副鼻腔炎、めまいなどの治療について話しました。少し欲張って色々話しました。

 和歌山まで行くのは大変だと思っていましたが、松山から関西空港まで45分で、更に空港から和歌山市内まで45分かかりました。思ったより近い距離でした。

 講演が終わってから、食事をいただきました。

 地酒は「黒牛」をすすめてもらいました。

 和歌山なら「和歌山ラーメン」をぜひ、と言われ、地元で有名な「井出商店ラーメン」を最後に食べに行きました。

 

井出商店ラーメン

 

 翌日、ホテルの窓から和歌山城が見えました。朝日に輝いていました。将軍吉宗の里です。徳川御三家の一つですが、お城の規模は大きくありませんでした。平城なので、平和な城下町という雰囲気でした。

 

和歌山城

 

 

「今週の症例報告」

 耳管開放症の患者さんで、めずらしい症例がありましたので、ご紹介します。

 10ヶ月で15Kgも体重が減ってから耳管が開きはじめ、2週間の私の治療でほぼ治りました。体重を戻さず、くすりなどで治すことができました。

 

「耳管開放症の症例2(体重減少による開放症)」

 

 60才  男性    「右耳が変です」と言ってこられました。

(症状) 右耳がツーンとして、耳に響いてきます。自分の声が反響し、呼吸音が聞こえて不愉快になります。横になるとこの症状は軽くなります。
(病歴) 10ヶ月15Kgの体重減少。減量の原因は不明。
(検査) 耳管機能検査右耳が開放しています。
(治療) 右耳に馬の油を噴霧。麦門冬湯(ばくもんどうとう)を処方。
(経過) 3日後 また、開放症状がでたため馬の油を噴霧。
  14日後 ほとんど症状は取れました。不愉快さは消えていました。
 耳管機能検査正常になっています。体重は変わっていません。
 「もう良くなった。でも、心配なので2週間のみ薬をください」
 と、本人は語りました。
(考察) 体重減少による耳管開放症は体重が元に戻らないと治らないといわれていますが、この症例では体重は増加しなくても、耳管を潤わすことで治すことができました
耳管を潤わすことで、症状が改善したということは、耳管開放症耳管粘膜層の脱落、乾燥、萎縮耳管の開放が生じていることを示唆しています。
耳管開放症は様々な原因が唱えられていて、治療法も色々考えられています。
私の治療は耳管粘膜滋潤法です。
高齢、ストレスから発生する耳管乾燥症(私の命名)に有効ですが、体重減少を契機とした耳管開放症にも効果がありました。


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