週刊 談話室  
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2008年10月22日号

「今週の談話」

 スポーツがエキサイトしています。

 ゴルフでは石川遼君が大活躍し、プロ野球のゲームは白熱しています。

 サッカーは私には良く分かりませんが、岡田監督の采配に疑問が投げかけられています。

 

 日本オープンでの遼君の活躍は、私たち以上にプロゴルファー達に衝撃を与えたようです。

 この試合は、全ゴルファーが全身全霊をかけて挑む大会です。

 その壮絶な戦いの中で、17歳の遼君2位で終わったことは、今までその力を軽視していた人たちに強い印象を残しました。

 ゴルフが下手な私が批評はできませんが、多くのゴルファーがそのフェアウェイの狭さにドライバーを持たなかったのに対し、遼君は堂々とドライバーで勝負にでました。

 無謀さと清々しさが語られましたが、終わってみれば2位という素晴らしい成績でした。

 TVで解説していた横田プロ「フェアウェイが狭いからといってドライバーを持たないという戦略は変えないといけないでしょう」と溜息まじりに語っていました。

 彼のスイングは若くして完成に近い状態です。

 ドライバーだけでなくアポローチもパッティングも一流です。

 

 彼の強さの秘密は彼の賢明さにあると思います。

 反復して身につけたスイング軌道をずらさない能力距離と起伏を読む能力など様々な能力が抜きんでいます。

 私はいつまでも上達しません。私はそのような能力が低いのです。

爽やかさだけが先行してきた「ハニカミ」ブームも、「実力者」として認識されるようになるでしょう。

 

「野に花、山に鳥」

 濃厚な匂いを放っていた金木犀(きんもくせい)の花も散るころ、ヒイラギモクセイ白い花が咲きます。

 その匂いは薄く、木に近づいてみてやっと気づくほどです。

 

ヒイラギモクセイ1
ヒイラギモクセイ2

 

「今週の患者さん」

 のどがおかしいと、30過ぎの男性が心配そうに来られました。

 喉頭ファイバーでのどを観察してみました。

 喉頭粘膜はやや腫脹して、粘液の付着がみられます。

 慢性喉頭炎と言っていいでしょう。

 しかし、この方はこの診断に納得できないようです。

 話を色々聞いてみると、父親が36才で喉頭癌が原因で亡くなっているそうです。

 自分も癌に違いないと思い込んでいるようです。

 「現時点では喉頭癌の兆しは見られませんが、今後注意深く観察していきましょう」

 と言って、納得してもらいました。

 

 悪性腫瘍が癌化する前から発見できれば理想的です。

 しかし、今の医療技術では癌を予測して治療する方法はほとんどありません。

 粘膜から断片を採取し、病理診断で異変(異型細胞)を知ることはできますが、耳鼻咽喉科の分野では、のどに違和感がある人にそのような検査をすることは先ずありません。

 隆起病変や陥没病変が見つかれば、そのとき初めて精密検査することになります。

 内視鏡やCT、MRIなどの技術が進化しています。

 この数年でもっと早い時期に異変をある程度診断ができるようになるでしょう。

 



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