週刊 談話室  
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2008年6月29日号

「今週の談話」

リフォーム

 開業して20年、つまり建物が建ってから20年になります。

 屋根や外壁がくすんできたので、さかんに業者が塗装しないかと、言ってきます。まだまだと思っていましたが、建築した会社が建物診断をさせてくださいと言ってきました。

 劣化しているところをデジカメで撮ってみせてくれました。

 なるほど、そろそろ塗り替えの時期かと納得させられ、工事をすることとなりました。

 

 足場を組んで、周りに塗料が付着しないように塩化ビニールのカバーをします。塗装はその後です。

 
モミジの木とハトの雛

 モミジの木のそばで足場を組んでいるとき、木の中にはとの巣が見つかりました。足場の邪魔になるのでを入れたまま巣を移動しました。はもうかなり大きくなっていて、近づくと大きく羽根を広げて威嚇してきます。羽ばたく直前です。

 翌朝、巣にの姿はありません。妻が庭の東側と南側で姿を見たそうです。

 すでに巣立っていたのです。ときどきイタチが来るので心配していましたが、一安心です。

 

 建物が20年経て、劣化しているくらいですから、医療設備も劣化しています。ほとんどはその都度、更新してきているので、医療機器は常に新しいものになっています。

 建物と同時に劣化してきているのは私だけかもしれません。

 しかし、私には気力はあるし医療技術はまだまだ向上しています。

 

 リフォームが完成すれば、私も気分一新再出発します。

 二人の子供はまだ医学部(医学科)の一年生と三年生です。

 後継者が育つまでまだ10年以上かかります。

 わたしはまだまだ現役で頑張らねばなりません。

 

 

「今週の患者さん」

扁桃の腫れ

 扁桃を腫らしてくる人が目立つようになりました。

 内科医から紹介された患者さん(20才 男性)は、扁桃炎一ヶ月以上繰り返しています

 来院されてときは右が腫れ上がり、扁桃腺の裏に膿瘍がたまる扁桃周囲膿瘍になっているように見えました。

 腫れているところに注射針を刺してみました。しかし、膿瘍は吸引されず出血があるだけでした。

 抗生剤荊芥連翹湯(けいがいれんぎょとう)を処方して5日後に来てもらいました。

 そのときは扁桃腺とその周囲の腫れは取れていました。

 

 細菌感染の治療には誤解があります。

 抗生剤が感染症を治すという言い方は間違っているのです。

 体の中に入った微生物抗菌剤で殺されても抗原や外毒素、内毒素、細胞壁成分、たんぱく質などは残ります。

 それらが処理されない治療は終わらないのです。

 

 この人は何回も炎症を繰り返しています。原因はそこにあったのです。

 この再発防止のために、免疫力を高める手段として荊芥連翹湯をしばらく飲んでもらい、扁桃腺に加熱療法(レーザーによる)を行いました。

 これで扁桃炎の再発はかなり抑えることができます。

 



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