「だんが しんだ」
朝食を終えて、ホテルの部屋に帰ってメールを見ると、妻から連絡が入っていました。
私は土曜の夜、高松で講演を行い、日曜の朝に帰る予定にしていました。
電話をかけると、妻が涙声で
「散歩に行こうとダンを起こしに行ったら、ダンが動かなくなって…。動物病院の先生に来てもらったら、もうだめだと言われて…」
「可愛そうに…、そうか…」
私も涙がこみ上げてきました。
帰ってみると、動かなくなったダンのそばで妻が、嗚咽しながら頭をなでていました。
わたしも一緒に頭をなでてやりました。涙がとまりません。
娘も帰って来ていました。
12年前、ナーサリーに行ったとき、犬のコーナーで生まれて間もないダンに出会いました。黒の芝犬です。
余りに可愛かったので、衝動買いをしてしまいました。
子供たちは大喜びです。
世話はほとんど妻がしてくれたのですが、皆で家族の一員として可愛がりました。
子供たちの成長とともにダンも年をとっていきました。
春までは元気よく走り廻っていたのに、秋ごろから元気がなくなり、年末には歩くのもやっとという状態になりました。
もうこの冬は越せないかも知れないと思っていましたら、とうとう命尽きたのです。
ペットの葬儀社に来てもらって、簡単な見送りをしました。
数時間後には骨になって帰ってきました。
私たちの胸にはダンとの楽しかった日々が残っています。
しかし、子供たちが家を出、ダンがいなくなって、ますます寂しくなりました。
このホームページではこれからもいつまでもダンに活躍してもらいます。
私もダンも、映像は若いままです。 (合掌)