2009年4月9日号
「今週の談話」
やっと暖かい陽気になってきました。
桜も咲き、この陽気ですでに散り始めています。
最近の「小沢代表の秘書逮捕」の関連記事を読むと、この事件に関する検察の暴走が浮かび上がってきています。
「かつての検察は選挙に影響を与える捜査は控えてきた。今回は検察の歴史始まって以来の露骨な政治介入だ」
「検察史上に残る大失敗捜査、検察はいま危うい立場にある」
「ヤミ献金なら逮捕も仕方ないが、政治資金収支報告書に記載された表の献金だけで身柄を取られたら、誰でもどこの党でもやってきたことなので、関係秘書は検察の意思さえあれば全員逮捕される」
これほどまで「検察権力の政治への介入」と批判をあびる検察は、なにを狙ったのでしょうか?
「公務員制度改革を唱える民主党に政権を渡したくないと思っている検察官僚がいることは間違いない」
「検察が大失敗をした捜査で政治が影響を受けるのは大問題だ」
選挙を前にして国民に現金を配ったり、1〜2年間だけ様々な手当てを施そうとしている政府のご機嫌取り政治と民主党へのイメージダウンを狙った検察の介入は、何か裏の世界が垣間見えて気持ちよくない印象を私たちに与えます。
このような露骨な選挙対策は発展途上国でよくみられます。
日本もまだ政治の世界では発展途上国なのでしょうか?
「今週の患者さん」
「せんせい、いたくない?やさしくして?」
5才のKくんが私の手にすがりついてきます。
「痛くないよ。やさし〜くしてあげるからね」
と答えながら診察を始めます。
Kくんは長い間滲出性中耳炎を繰り返しています。
小さいころは自由に鼓膜切開もできていましたが、身体が大きくなると鼓膜切開するのも嫌がるようになりました。こういう子は多いのです。
このように鼓膜切開を嫌がると、しばらくは薬で様子をみることにします。
何ヶ月も薬で治療しても滲出液が取れないと、鼓膜切開や鼓膜チューブの留置が必要になってきます。
Kくんは2〜3ヶ月、滲出液が貯まり、聞こえが悪くなっています。
薬の治療は限界になってきました。
母親に「Kくんが納得してくれたら切開します」と説明していました。
5回ほど説得に失敗した後、突然Kくんは決心したようです。
「今朝、治してもらうと言い出したのでお願いします」
と母親が笑顔で話してきました。
「Kくん、痛くないから頑張ろうね」と励まして、鼓膜切開の準備をしました。
鼓膜麻酔を十分に施した後で、迅速に鼓膜切開と滲出液の吸引、鼓膜チューブの挿入を行いました。
Kくんは最後のほうで少し涙を浮かべていましたが、無事治療を終えました。
翌日、確認すると綺麗に治っていました。
耳も良く聞こえるようになって、Kくんはにこにこしています。
「せんせい、ありがとう」「せんせい、なんさいなん?」
子供らしい突然の質問に私は苦笑しました。
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