2009年6月11日号
「今週の談話」
6月から薬事法が改正され、一般用医薬品の店頭販売が規制緩和されました。
薬品を販売するのに、薬剤師でなくてもできるそうです。
ただでさえ余り気味の薬剤師をどこに吸収しようとしているのでしょうか。
かなり強力な解熱鎮痛薬の販売まで解禁になっています。
この薬は喘息発作を起こしやすい要注意の薬で、私は怖くて使っていません。
うっかり使って喘息発作を起こしたときどうするのでしょうか。
今からはドラッグストアでかなりの薬の購入が可能となり、自分の病気は自分で治す時代となりそうです。
当然、自己責任で副作用も対応するようになります。
うつ病にかかる人が増え、抗うつ薬も新薬がたくさん出ています。
ある抗うつ薬には攻撃性を高める副作用があることが知られ始めました。
抗うつ薬を飲んで、自分で制御できないほど攻撃的になり、拳銃を乱射した事件がアメリカであり、問題が表面化しました。
日本でも同じような殺人事件が頻発しているそうです。
事件の陰に抗うつ薬あり、の時代となりました。
面白いことに、この攻撃性を緩和する薬として漢方薬の抑肝散(よくかんさん)が効果があるといわれています。
この薬はかんしゃく(肝気)を鎮める作用があります。
新薬の副作用を漢方薬で治すことは時々みられます。
精神安定剤の副作用にのどの乾きがあります。これには、白虎加人参湯(びゃっこかにんじんとう)が頻用されています。
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博多に用事があって行きました。
利休が野点(のだて)をした記念碑が九州大学医学部の構内にあると聞きましたので、息子に連れていってもらいました。
「松と石があるだけだよ」と息子はつまらなさそうに案内してくれました。
確かに、周りの環境に溶け込むようにして、ひっそりと史跡はありました。
豊臣秀吉は、九州征圧のために博多に滞在した際、千代の松原でしばしば茶会を開きました。千利休もこの茶会に招かれ、利休が茶釜をかけたといわれる「利休松」が残されています。現在は医学部基礎研究A棟前に跡地が「釜掛けの松」として顕彰されています。
天正15年(1587年)、豊臣秀吉は九州平定に乗り出す当時、筥崎宮に20日ほど滞在しています。筥崎宮には、このときに利休が奉納したと伝えられる石燈籠も保存され、こちらの方は国の重要文化財に指定されています。
滞在中、博多の豪商神屋宗湛らと何度か茶会を持ちました。箱崎浜・千代松原では、千利休が茶会を開き秀吉に献じました。松の枝に鎖をかけて、雲竜の絵柄の小釜をつるして松葉をたいたそうです。
松葉で湯を沸かし、松葉のふすんだ(くすんだ)煙の立ち上がる様がなんとも趣があったといわれています。これを「ふすべ茶」といい、野点のはじまりです。
筥崎宮を参拝した後、息子がおいしいと奨めるラーメン屋に行きました。
おしゃれな建物で、店内は気持ちのよい雰囲気です。
ラーメンは細めんで腰があり、スープは濁りの少ない味わい深いものでした。
なるほど、これは何回食べても飽きが来ない味です。
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