2009年6月28日号
「今週の談話」
耳がつまっているといって高齢の男性が来られました。
耳垢を取ろうとして、外耳道を傷つけて出血も起こしています。
耳垢を取り、出血を止めました。
「先生、聞こえるようになりました。こりゃ、婆ァさんの怒る声が聞こえてこまるなァ」と言って笑っています。
翌日もう一回診察しました。
診療時間内に少し遅れて駆け込んで来られました。
「仕事だったんですか?」
「はい、駅から自転車を飛ばして来ました」
「何の仕事をしているのですか?」
「造船所で塗装をしています。もう60年になります」
この元気さはどうでしょう。
今年80才です。熟練工なので会社から重宝されているのでしょう。
やはり、職人はすごいと思いました。
腕があればいつまでも仕事できるのです。
私も医療職人として、腕を誇りたいと思います。
「今週の滑稽俳句」
サクランボが食卓に並ぶ季節です。
赤く丸い果実はかわいらしく、食べると甘味があります。
俳句の世界では若い娘さんに例えられて、面白い俳句がいくつもあります。
私もサクランボを見ながら、俳句をひねりました。
サクランボ食べてしまえばただの棒
さくらんぼいくつになっても恋は恋
食べた後には柄が残されます。
いくつになっても、多分恋心を失う人はいないでしょう。
|