週刊 談話室  
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2011年3月20日号

「今週の談話」

3月11日祈りの日になりました。
日本東北海岸を襲った大地震と大津波2万人以上の犠牲者をだしました。
地殻の変動が海水に莫大な破壊的エネルギーを与え、平和な街並みを次々に飲み込んでいきました。
不安の種であった原子力発電所まで被害を生じ、さらに恐怖を生じています。

地球は生きているために、我々が想像をしていない暴走をしてしまいました。
地震に慣れていても、これほどの災害を予測していなかったため、為す術を失っています。

被災者たちは、忍耐と規律を守って、気持ちを捨てず励ましあっています。
海外のメディアは日本人のこの自制心にあふれた行動を感動をもって報じています。
新京報(電子版)は「日本大地震はわれわれに何を告げたか」と題する記事を掲載。「教師は最後に電気を消してから教室を離れ、避難民は暗闇の中で秩序正しく並び救済物資を受け取る」と日本人が見せる秩序と冷静さを高く評価しています。
米紙ロサンゼルス・タイムズは、東日本大震災の被災者が最悪の状況下でも秩序を保ち、他人を気遣い続けているとして「日本人の気質は損なわれていない」と好意的に伝えました。

しかし、日本政府の指導力不足と混迷ぶり批判する報道もみられます。
アメリカの政府高官は「日本が支持率のきわめて低い菅政権下で今回の天災に襲われたことは不運だった」と述べ、ニューヨークタイムズは「日本の指導層が臨機応変の能力や明確で敏速な国民向け情報公開、官僚機構との円滑な協力などに欠けるために日本の国家としてのいまの大危機への対処を大幅に弱くしている」と指摘したそうです。

今回も「リーダーシップを発揮して、命がけで努力します」と言っていましたが、リーダーシップとは人がその人のまわりに自然と集まり、その人々がその持っているネットワークを利用して、末端まで影響力を及ぼしあうことです。
しかし、残念ながらそのような姿はみられません。

本当に命がけでがんばっているのは、原子力発電所を正常化させようと、放射線汚染との恐怖と闘いながら作業を続けている関係者のみなさんです。
日本を何としても守りたいと不眠不休で頑張っています。おそらく、命を賭していると思います。姿の見えない作業員のみなさん神々しく見えます。
被災した人々も、それを支えている人々もまた、命を賭してがんばっています。
日本人はまたしても、重い試練を負わされ試練にひたすら耐えています

日本人はほとんどの人が無信教です。
なぜなら、日本人は自分自身がそれぞれの自分教の教祖様なので、他の宗教を必要としていないのです。自らを助けるのは自らの力だけだと、言い聞かされて私たちは育ってきたではありませんか。
この自分教の教祖様たちゆるく日本教につながっています。ふだんはばらばらで独立していますが、有事の際には日本教となって固く結束し、助け合います。この日本教の神髄は武士道とも茶道とも言われています。
だから、日本は必ず不死鳥の如くよみがえることができるのです。

ツクシ

みしみしとうごめく地殻三月祈



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