週刊 談話室  
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2014年3月9日号

「今週の談話」

5日前から身体を横にしたときめまいが生じると言って70才の男性が来られました。

歩いているときはめまい感はありませんが、横を向いて起き上がるときや、下や上を向いたときくらっとするめまい感があります。
このめまいは、典型的な「頭位めまい症」です。

寝てもらって左右に頭を動かしてみると、左を向いた時だけめまいが生じます。
目の動き(眼振)をみると、めまいがあるときは左向きの水平性眼振が見られます。
これで、「頭位めまい症」が間違いないと確認できました。
内耳にある耳石(重力を感じる器官)が間違って三半規管の中に入ることにより、めまいが生じるのです。

治療は元にあった場所(前庭膨大部)に耳石を戻せばいいのです。
これには、頭を動かすことによって、耳石を移動する独特の治療方法があります。これには何通りかの方法があるのですが、眼振の動きによって治療法を決めます。

この方にもこの方法で治療を行いました。
治療3日目でめまい感は消失しました。

しかし、その3日後まためまいがすると言ってこられました。
このときは一日中ふらふらするめまい感があるそうです。
明らかにめまい感が異なっています。
眼振はみられません。血圧を測ってみると通常は120程度の血圧164/88と高くなっています。何らかの原因で急に血圧が上昇したことが原因かもしれません。

血圧が上がった原因を聞いてみると、意外な答えが返ってきました。
3日目でめまいが治ったので、これで安心とジムに行って汗を流し、帰ってから、お酒(焼酎)を2合飲んで寝ました。すると次の朝まためまいが生じ、一日中ふらふらするようになったそうです。

治療後はしばらく安静にしておかないと、耳石が安定していないのでふらふら感を生じ、その時に血圧が上がったのかも知れません。
安静にしてもおらうと、その後めまい感は取れました

椿の花は開くまで、じっと我慢しています。
派手にパッと咲かない奥ゆかしさが魅力的です。

紅色を閉ざす力や藪椿



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