2015年7月9日号
「今週の談話」
梅雨もそろそろ終わりに近づいています。
このころに各地で大雨になることが多く、雨による被害もよく報道されます。
いま、私の家のまわりは大雨が降っています。
ギリシャの債務問題は、借金をしている側のギリシャの方が高圧的で、「お借りいたします。よろしくお願いします」という感謝の念が全くないことに驚きます。
貸す側のEUやドイツが素直に応じられないのは当然のように思います。
「尊厳をもって借金をする」とは、非常に分かりにくく傲慢的です。
「慢性中耳炎の耳漏が突然治りました」
数か月前から慢性中耳炎で治療中の若い女性です。
知的障害があり施設を利用して生活しています。
長い間、慢性中耳炎で耳漏が続いていて治っていません。
いくつもの耳鼻科を受診して治らず、最後に大病院を紹介されましたが、治療中に暴れることがあったらしく「もうここでは治療できません」と治療打ち切りを言い渡されました。
困り果てて私の医院に母親が連れて来ました。
耳を観察すると、鼓膜に小さい穿孔があり、ここから耳漏が出てきています。鼓膜も長い間耳漏に晒されていたせいか肉芽が張出し、ここからも耳漏を生じていました。
とりあえず根気強く耳を清掃していかねばなりません。耳をきれいにして、肉芽を処理する治療を繰り返しました。免疫力を高めるために、ツボの治療も併用しました。
この治療を見た母親は「これだけ、丁寧に治療してもらったのは初めてです。今までは点耳してもらうだけでした」と言いながら、涙目になっていました。
それでも、完璧には治りません。
先日、「施設から引率されて東京ディズニーランドに行きます。翌日は東京ドームで野球を見に行きます。乗り物に酔って吐く子なので、乗り物酔いに効く薬をください」と母親に言われ、薬をだしました。
そして、帰って来ました。「はしゃぎまわって、相当楽しかったそうです。お小遣いも使い切って帰ってきました。おかげさまで、吐くこともなく、よかったです」と笑顔で母親が説明をしてくれました。
一週間ぶりに耳を見ました。
すると何と、耳漏がありません。耳の中は完璧に乾いています。
どうしたことでしょう。飛行機に乗って、下降時に耳管から耳漏がのどに流れ落ち、はしゃぎまわって遊んだことで、耳の血流が良くなり、中耳炎が治まったのでしょうか。笑ったので免疫が活性化され、炎症を治したのかもしれません。
よくわかっていることですが、転地療法、お笑い療法は免疫を活発にさせることから、治療の一つとして今も大切だと教えられました。
「庭の花〜桔梗」
鉢植えの木にくっついていたのか、桔梗が突然咲きました。
袋状の蕾が割れて紫色のさわやかな花を咲かせています。
桔梗は秋の七草の一つで、俳句の季語としては秋に分類されます。
ちなみに、桔梗の根は漢方生薬で、漢方薬の桔梗湯は風邪の初期の咽喉の痛みにたいへん効きます。葛根湯と併用すると風邪がよく治ります。

難解の立体幾何学桔梗咲く
|