週刊 談話室  
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2016年3月14日号

「今週の談話」

3月は耳鼻咽喉科外来が一番忙しくなります。

今年はインフルエンザも花粉症も発症が少しずれましたので、インフルエンザの人と花粉症の人が混ざり合っています。

インフルエンザや花粉症と判別のつかない方も来られます。

① 19才の男子学生

急に38度の発熱激しい腹痛嘔吐下痢が生じたので、インフルエンザではないかと心配して来られました。話を詳しく聞きました。症状の出る数時間前に友達の部屋で中華料理(鶏肉料理、ビビンバなど)を食べたそうです。これは明らかに食中毒です。食材のいずれかに毒素が入っていたか、料理した人の手指まな板などに細菌がついていたのでしょう。黄色ブドウ球菌食中毒の可能性が一番高いです。腸炎ビブリオによる食中毒も考えられます。ノロウイルスによる嘔吐下痢症は潜伏期間がもう少し長いのと流行性がないので考えにくいです。食中毒用の薬を出しました。

② これも19才の男子学生

2週間前から目に痛痒い違和感があり、「花粉症かもしれないので調べてほしい」と言って来られました。鼻水、くしゃみ、鼻づまりが全くないので、「花粉症ではないでしょう」と言って、目を診ました。結膜の一部に充血しているところがあり、結膜炎になっています。「この2〜3週間の間に変わったことはありませんでしたか」と聞くと、「そういえば、最近コンタクトレンズを着けるようになりました」と言いました。「それです、それで結膜が傷ついたのです。慣れないので、目を強くこすったのかもしれません」 と言って目薬を出しました。

花粉症の症状とインフルエンザの初期の症状はとくによく似ているので、注意が必要です。

「寒い朝〜キジバト」

少し冷たい小雨が降る朝、玄関を出て目の前の紅葉の木を見ると、キジバトつがい身を寄せ合って寒さをしのいでいました。

寒暖の差があるので、温くなったと思って布団を軽くしておくと、朝になって寒気を覚えることがあります。キジバトも思いがけない寒さに身を寄せ合って暖を取っていたのでしょう。

キジバトのつがい

春暁をはしかきのどに目覚めけり



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