2016年7月14日号
「今週の談話」
クーラーを効かせた夏の部屋が蒸し暑く感じられてきました。
クーラーの風は来ているのに冷気が感じられません。
外に出て点検すると、室外機が作動していません。
動いているものが動かなくなると、たかがエアコンなのに、その恩恵の偉大さを思い知らされます。
情けない下着姿で、扇風機に当たっていると、昔のおやじはこんな風に夏を過ごしていたのだと、蒸し暑い空気が懐かしく満ちたものになっていきます。
こうなれば扇風機では様になりません。
団扇(うちわ)だ、団扇だと物置から団扇を取り出し、乙に入って扇(あお)ぎました。
いやア、涼しいではないかと、遠くを見るような目で団扇の風を楽しんでいる自分の姿は、小津安二郎の白黒映画の笠智衆そのもので、おかしくなりました。
「鈴虫50匹」
鈴虫を飼っている方から鈴虫をいただきました。
飼育ケースに鈴虫専用のマットが敷かれていて、鈴虫が休むための木炭まで用意されています。鈴虫用の餌と串に刺した茄子も入っています。
至れり尽くせりです。
鈴虫はというと、何とうようよと50匹ほど入っていました。
ケースの中に難民があふれかえっているようです。
どのように仕分けしたのか分かりませんが、大中小の大きさの鈴虫がいます。
もらって数日すると翅を振動させて美しく鳴きはじめました。
よく観察すると鈴虫は3匹ほどが翅を立てて鳴く準備をし、一匹が鳴くとそれに競うように3匹が同時に鳴きます。
メスを巡って鳴き声を競っているようですが、ただ単に自己顕示のために競っているようにも見えます。
上蓋から小さい虫が入らないように、飼育ケースにはガーゼをかぶせていますが、そのガーゼになぜかたくさんの鈴虫がぶら下がって休むようになりました。
まさに鈴なりです。
2日に一度は茄子と餌を替え、霧吹きで湿気を与えます。
茄子は輪切りにしたものを3か所で皮を切り取り、鈴虫が食べやすくしています。
50匹もいると鳴き声がうるさいかと思っていましたが、それほどでもなく、涼しい音色を楽しんでいます。

蟻のやう難民のやう特売日
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