2017年7月23日号
「今週の談話」
那須高原にある藤城清治美術館に行ってきました。
以前より藤城清治さんの作品に興味があったため、一度は見ておきたいと思っていました。
那須塩原は東京から新幹線で行くことができますが、新幹線を降りてからの交通の便が悪く、結局はタクシーを利用することにしました。那須塩原駅から30分ほどの距離にあります。
この美術館は那須高原の雑木林の中につくられたおしゃれな建物です。敷地には藤城さんお手製の教会もあり、荘厳な趣を醸し出しています。

この森で私たちを迎えてくれるのは、ネコ、ケロヨン、モグちゃんなどの藤城さんお得意のキャラクターたちです。

美術館の中に入ると安全カミソリで切りぬいたセロファンや紙を膨大な時間を使って組み合した、精密にして色鮮やかな作品が目の前に広がっています。
小さい初期の作品から巨大な作品まで、ぎっしりと展示されています。
「広島の原爆ドーム」、「長崎の軍艦島」、「東日本大震災の風景画」などの大作はその緻密な作業に感服してしまいます。これらのテーマは鎮魂の祈りと復興への希望と記されていますが、明るい光を通してその意図が十分に伝わってきました。
その先にある広い空間に、水と鏡、蝋燭の光を効果的に使った大作「大曲の花火」があります。鏡を覗きこむと永遠に続く花火を見ることができます。同じ部屋には、水槽と鏡を使った6メートルもの大作「魔法の森に燃える再生の炎」があり、圧倒的な美しさで輝いていました。
その他、藤城さんの得意とする影絵のコーナーもあり、様々な仕掛けが私たちを楽しませてくれます。
この美術館のパンフレットには「生きるよろこびをおくる、四季美しい自然も楽しめる新感覚の劇場型美術館」と書かれていました。
夢のような光と影の幻想世界を大いに楽しむことができました。
一度は行ってみたい美術館は何度も行ってみたい美術館でした。
ひたひたと砂の満ちくる星祭
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