週刊 談話室  
■戻る
 

2017年10月29日号

「今週の談話」

先日、昼過ぎに庭に出ようと扉を開けたとき、大きい蝶が目の前に現れました。何とアサギマダラです。急いでカメラを持ってきて姿を写しました。

3年ほど前からアサギマダラが好むというフジバカマを植えて、アサギマダラの飛来を待っていましたが、花は咲くのにアサギマダラの姿が見えません。もう来ないので、すっかり忘れかけていました。それが突然の飛来です。

浅黄色の翅は意外に大きく、長い距離を飛ぶことができるように進化したのでしょう。

フジバカマの蜜を吸ったり、竹の葉にとまって休んだりして庭の中を楽しんでいましたが、いつの間にかどこかへ飛んで行ってしまいました。

今まで見ることができませんでしたが、意外にもよく飛来しているのかも知れません。私が庭に出る時間は一日のうちほんの数分ですから、仮にアサギマダラが庭に来ていたとしていても、ほとんど出会うことはないのです。今回は全くの偶然でした。

アサギマダラ

アサギマダラを検索すると興味ある生態が記されていました。

アサギマダラは「旅する蝶」として有名で、渡り鳥のように集団で季節によって長距離を移動する習性があります。国境と海を渡る蝶は、アサギマダラだけです。

春から夏にかけて南から北へ移動し、秋になると南下します。台湾から日本へ、翌年には日本から台湾へ移動することが知られています。この蝶は、時期、空間、植物の状況に柔軟に対応して飛んでおり、台風を活用して移動したり、雨が降る前に一気に移動したりと気象を読む能力に優れている蝶です。アサギマダラはどこからどこへ、どのようなルートで旅をするのかを解き明かす方法として、「マーキング調査」があります。蝶の翅に捕獲場所や月日、マーキングした人の名前を識別できる記号などを油性マーカーで書き込み、ふたたび放つ。それが誰かに再捕獲されると、アサギマダラの旅のルートが見えてくるのです。

私の見たアサギマダラにはマーキングはありませんでした。もし私がマーキングするなら私はメールアドレスを書きたいと思います。それを見た人と情報交換ができるからです。

ついていくアサギマダラの行く方へ



■戻る