ミュージシャン・小田和正さんのコンサート
「小田和正コンサート」に行ってきました。
今や人気沸騰でチケットがなかなか取れないと言われていますが、幸いにいい席が取れました。
会場に入ってビックリしたのは、その舞台構成です。
舞台の両側後部にオンステージ席を設けて、観客を座らせていました。
中央に花道を設けてあり、この花道と舞台の両方で歌う予定であることが分かりました。
これって、TBSで放送された「月曜組曲・風のようにうたが流れていた」
(2004年全11回)のスタジオ風景に似ています。いい雰囲気です。
(このときの放送がDVD化されています。私は車の中でいつも流しています)
始まりました、いきなり軽快なサウンドで客は早くも総立ちです。
小田さんも乗っています。バックミュージシャンも頑張っています。
激しくサウンドを爆発させる曲と静に流れるような曲とを交互に数曲ずつ演奏しました。メリハリが効いています。
小田さんは走ります。舞台と会場の通路にまで降りて、疾走しながら歌い続けます。元気です。ミュージシャンにしてアスリートです。
それらの曲の合間に語る、小田さんの話はとつとつとして、真摯な姿が見えてきます。
花道の前端で語り歌うときは、私の9列前に小田さんがいて、額の汗まで見えます。走りすぎて顔色はやや青く、声までかすれていました。頑張るなー。
会場は観客と小田さん、ミュージシャンがまさに一体となって音楽を楽しんでいます。
小田さんの歌声はハイトーンで透き通り、メロディは温かく、歌詞からは情景が素直に浮かんできます。
コンサートの幕間に小田さんが前日に松山の観光スポットを歩いて取材した「ご当地紀行」がスクリーンに流されました。
大街道、松山城、エミフル、伊丹十三記念館、そして北条の鹿島が紹介されました。観客との距離をぐっと近づけました。サービス精神満点です。
何回も何回もカーテンコールに応え、魂をこめたコンサートは終わりました。
私の好きな楽曲は「言葉にできない」です。この歌詞はいい。
あなたに会えてほんとうによかった
嬉しくて嬉しくて言葉にできない♪
また「たしかなこと」も好きです。
時を越えてきみを愛せるかほんとうに君を守れるか
空を見て考えてた君のために今何ができるか
忘れないでどんな時もきっとそばにいるから
そのために僕らはこの場所で
同じ風に吹かれて同じときを生きているんだ♪
(2008年9月21日号から)
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