2005年10月31日号
「今週の談話」
ある小児科の先生と会食をするため、焼き鳥や(とり泉)ののれんをくぐろうとしたとき「先生、お世話になります。Oの祖母です」と、声をかけられました。
そのお店は、鼻が悪くなると来るO君のお父さんが経営しているお店でした。大変おいしい焼き鳥を出してくれると松山で評判のお店です。しかし、世間は狭いですね。
医者仲間が会うと、必然的に今流行っている病気の話がでてきますが、大半は趣味の話になっていきます。
今回は以前した、ゴルフの話が多くなりました。彼のほうが私より上手なのですが、アプローチは私が少しうまくいったため、それが話題の中心になりました。
「僕はね、アプローチにはSとAWと9番をもって行くんですよ。打ち方もそれぞれ二つあって…」などと、お酒が入った勢いで自慢話となります。
誰にも一つや二つの自慢はあるものです。
「野に花、山に鳥」
ヒイラギの白い花がたくさん咲きました。キンモクセイよりは遥に上品な香りがします。
ヒイラギとは、その葉がとがっているため触ると「疼(ひいら)ぐ」ことからきているそうです。
我が家の玄関で人を迎えています。

「話題の病気」
最近、耳管開放症に少し関わるようになりました。患者さんの数とすれば多くないのですが、今までは「病態が分からないから治せない」という範疇に入る病気です。
しかし、よく患者さんを観察していると、今までの病態の説明や治療が間違っているのではないかという思いを抱くようになりました。
本当に開放しているのか、という疑問すら浮かんできます。
私は、開放しているのではなく、乾燥しているのではないかと考えるようになりました。
白虎加人参湯(ビャッコカニンジントウ)という漢方薬があります。口渇を治すくすりです。これを飲むと口の中が潤ってきます。
耳管開放症の人に飲んでもらうと、みんな効果があると喜んでくれます。
白虎加人参湯が耳管を潤わせ、乾燥を改善しているのです。
加齢やストレスで耳管の滋潤が低下するため、耳管に空気が過剰に入り不愉快な症状を生んでいるのではないでしょうか?
以前、胃潰瘍は細菌(ピロル菌)が原因だという説が出たとき、医学会で笑われました。しかし、今はそれが定説となっています。
こういうことは、医学会ではよくあることなのです。
しかし、私の説を裏付けるためには、納得してもらえるだけの様々な研究成果(エビデンス)が必要です。 |