週刊 談話室  
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2005年11月7日号

「今週の談話」

 昼休みにパソコンを起動させていると、突然画面が動かなくなりました。

 システムが破壊されていると表示されています。

 これは何だ!

 復旧させようにも何もできません。

 

 パソコンの保守をしてもらっている会社に電話して、なじみのサービスマンに来てもらいました。

 

 「だめです。壊れています」

 冷たく断定されました。

 これは何だ!

 

 修理のためパソコンを持って帰りました。

 急にパソコンが消えると、友達が遠くに行ってしまったようで寂しくなります。ニュースも情報も簡単には入ってこなくなります。メールが来てはいないかと気になります。バックアップをこまめにしていなかったので、情報が消えてしまったのではと心配になります。

 これって、パソコン依存症?

 

 3日後に帰ってきました。

 情報も残っています。

 やれやれ、一安心です。

 

 便利なパソコンも、一つ故障が起これば、入力していた情報が消えてしまうのではないかという恐怖が生まれます。

 便利と不便は背中合わせです。

 

 

「野に花、山に鳥」

 ツワブキの花が咲いています。庭に一株植えておくと、次々に種を飛ばして増えていきます。

 キク科の花で、今の花粉症の原因の一つかも知れません。

 

ツワブキ

 

 

「今週の患者さん」

 35才 女性

 急に左耳が聞こえにくくなったと言って来られました。

 鼓膜に異常はありません。

 聴力検査で低音域( 125Hz,250Hz,500Hz )が 25dB 低下しています。

 低音障害の感音性難聴になっています。

 耳管が詰まったのかなと思って耳管通気をしますが、前後で聴力に変化はありません。

 ウイルス感染かストレスによる軽度の突発性難聴でしょうか?

 このような低音型の感音性難聴でめまいを伴わないものを蝸牛水腫と言ったり、蝸牛型メニエルと呼ぶ人もいます。

 このようなときはきめ細かく治療をしなくてはなりません。

 ステロイド剤、抗ウイルス薬、ビタミン剤、循環改善薬の他に私は苓桂朮甘湯(リョウケイジュツカントウ)を使います。 苓桂朮甘湯は浮腫の改善に役立ちます。

 数日後、聴力はやっと少しずつ治ってきましたが、耳鳴りが残っています。

 

 「聴力検査上はほぼ正常範囲まで回復しましたから、耳鳴りが残ったとしてもそのうちに慣れて気にならなくなりますよ」と、励ましたつもりが、

 「いや困ります。慣れては困ります。治してもらわないと」と、言われました。

 「ハハ、そうですね、そうですね。必ず治します」と、赤面しました。

 

 「耳鳴りはどんな音ですか?」

 「低い音です。レ、ラ、レ、ラと聞こえます」

 「そうですか。もう少ししたら、ラ、ラ、ラ…と鳴りだします。そうすれば、治ります」

 「あのウ、最初はラ、ラ、ラ…でした。今、レ、ラ、レ、ラと鳴っています」

 「そうでしたか。では、レ、レ、レ…に変わったら、治る前兆ですよ」

 「ハハハ…??」



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