週刊 談話室  
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2005年2月14日号

「今週の談話」

 意図的に作られたバレンタインデイは複雑な感情が入り混じる日です。

 私たちの年代にもこの習慣はあったと思いますが、私は若い頃(高校を卒業する前)にチョコをもらった記憶がありません。本当にもてなかったのですね。

 今は誰にも彼にも、挨拶代わりにチョコが贈られています。いわゆる義理チョコが圧倒的に多いと思います。お菓子業界の思惑に見事にはまっています。

 高1の息子は今年初めて、メルトモらしき下級生からチョコをもらいうれしそうでした。高2の娘は、試験前というのに手作りチョコを作って持って行きました。楽しい風景です。

 この時期に飲み屋街に出かけると、一斉にチョコを持ってきてくれます。飲食店は擬似恋愛の場ですから、ほとんどお愛想でもらう風習になっています。もらえないと本当は嫌われているのではないか、来て欲しくない客なのではないかと悩んだりします。馬鹿馬鹿しいと思いながら、少し気にしている自分がかわいく思えたりします。

 当然、医院のスタッフからももらいます。これも儀式です。心の中では、個人的にこっそり手渡してくれる子がいればうれしいのにと思いますが、今までそんなことはありませんでした。

 患者さんからもらえることもあります。これは明らかなお礼です。一生懸命治療してあげて良かったなァ、と思います。

 妻からももらいます。これは間違いなく本命チョコです。これからも、もっともっと働いてね、という脅迫チョコなのです。

 14日前後は日本中にハートのマークが飛び交い、淡いピンク色に日本が染まります。平和な世の中です。


「野に花、山に鳥」

 北条の粟井川河口に行ってみました。鴨の群れを観察できるのです。羽根を休めている姿を撮りながら近づいていきますと、突然群れが一斉に飛び立ち、遠くの海に着水しました。飛び交う姿も美しい

 

鴨の群れの写真
鴨の群れの写真
鴨の群れの写真
鴨の群れの写真

 

 

「今週の病気」

 突然インフルエンザが流行り始めました。家族で来るケースが多いです。B型だけです。診断キットは必ずしも正しく判定できるとは限らないので、疑わしい例には、抗ウイルス剤をだします。

 花粉症はまだまだです。

 

 

「今週の患者さん」

 近くの高校に語学講師として若いイギリス人がきています。

 鼻水と咳が長い間続くといって通訳代わりの英語教師を伴ってきました。

 私は、英語会話はほとんどできませんが、単語を並べて症状を聞き、説明するくらいのことはできます。

 胸が苦しいときがあると、ジェスチャー交じりに説明しているので

 “dyspnea?”と聞くと

 “what?”と答えられました。英語教師もその単語は知らないと言います。

 驚いたことに一般的な英語辞書にdyspneaは載っていません。医学英語辞書を開くと、「dyspnea 呼吸困難」と載っていました。

 カルテに記載する医学用語は英語の中でも特殊用語であることを初めて知りました。

 外国人が時々来ます。私はいつも英語力の無さを悔いて恥じ入ります



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