週刊 談話室  
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2005年2月21日号

「今週の談話」

 ライブドアによるニッポン放送株の大量買収が大きく問題化しています。

 思い起こせば奇襲戦法として、義経による一の谷の鵯越の奇襲や信長による桶狭間の奇襲、そして近くは江川の空白の一日を利用した巨人入団などが知られています。

 時間外取引による大量株の取得などは、証券業界の慣習を無視した手法だし、大量株取得を武器にニッポン放送〜フジ・サンケイグループを支配しようという野望は過去の歴史的奇襲そのものです。

 しかし、大金でいきなりマスコミを支配しようとする思想は、日本の土壌にはなじまないのではないかと思います。一企業の買収劇なら十分あり得るでしょうが、公共放送局を乗っ取ることは、道義的にあってはならないことのように思います。TV局を自分のしたいように操れば、国民に与える影響が余りにも大きいでしょう。

 今からの時代は、堀江さんのような一芸に秀でた人が活躍することになるでしょう。しかし、周囲への配慮、思いやり、道義などの人と人のつながりを無視すれば、日本の社会では快く受け入れられることはありません。

 社会で生きる人の最も基本的な暗黙のルールを守らないと、必ず社会から弾き飛ばされます。

 

 

「野に花、山に鳥」

 ヒヨドリがどこでも、いつでも飛んで来ます。

 目立たない灰色の羽根で、可愛くありませんが、さざんかの蜜を吸うしぐさは愛らしい。

 今日は水遊びをして、庭で楽しんでいました。

 

ヒヨドリの画像

 

 

「今週の病気」

 インフルエンザが流行ってきました。B型が多いのですが、A型も出てきました。しかし、インフルエンザの特効薬としてタミフルがありますが、効果が弱いという情報が飛んでいます。

 私も、タミフル嘔吐、胃腸障害などの副作用が強い割には、インフルエンザに対して効果が少ないと思っていました。

   副作用情報によると肺炎、精神・神経症状(意識障害、せん妄など)などが生じることもあるそうです。ウーン、結構使いにくいですね。

 

 

「今週の患者さん」

 2才、女児鼻水、咳が治りにくいといって来院しました。耳を診ると中耳炎になっています。鼻は副鼻腔炎と思われます。アデノイドも大きく、滲出性中耳炎になりやすい状態です。

 膿性の鼻水がでると抗生剤を使いますが、抗生剤を使うと発疹が出始めたため、抗生剤を使うのを止めました。幸いに漢方薬を飲んでくれるので、辛夷清肺湯(しんいせいはいとう)を出しました。これだけで鼻水、咳が減ってきました。

 繰り返していた中耳炎も鼻水の減少とともに改善してきました。

 感染を繰り返す子供には、基本的には柴胡清肝湯(さいこせいかんとう)がいいのですが、明らかに副鼻腔炎から中耳炎になっている子には、辛夷清肺湯が効果的です。

 上気道炎の感染の場は上咽頭です。ここの治療は、薬よりもっと大切です。



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