2005年7月18日号
「今週の談話」
休みを利用して、庭の木の剪定をしました。
シモツケの回りに熊笹を植えていると、10年もすると、熊笹がシモツケの群植している中に入り込み、まるで主客転倒する勢いで増えていきます。根から切り込まなくてはいけないのですが、そこまではできないので、茎を切りました。また数年すれば切らねばなりません。
夏の暑さの中を作業していると1時間もしないうちにくらくらしてきます。勢いよく出る汗を拭い、塩を舐め、水を飲みながら作業を終えました。
開院15周年の記念に医院のスタッフから記念品をもらいました。
ウィスキーのロックグラスです。私は家ではウイスキーは飲まないので、焼酎を入れて飲んでいます。今、愛飲している焼酎に自然水から作った氷を入れて飲むと極上の味わいです。
「野に花、山に鳥」
今回のムクゲは底紅ムクゲです。
白い花の底が紅色なので底紅と呼ばれます。
宗旦ムクゲとも言います。
「今週の病気」
夏となると、気をつけておきたい「熱中症」についてまとめてみました。
人の体は、汗をかくことで体内にたまった熱を放出します。体内に水分が不足すると、汗が出ず、熱を放出できなくなります。これによっておきる症状は疲労・倦怠感、吐き気、めまい、そしてひどくなると意識不明、呼吸停止にまで至ります。これが「熱中症」です。重症度により三つに分類されます。
1)熱痙攣(けいれん)
汗が出ると体内の塩分も出て行きます。体の塩分が少なくなると、足や腹部の筋肉が痛くなります。
対策として、汗が出るときは、十分な塩分を補うことが大切です。スポーツドリンクをこまめに飲みましょう。漢方薬なら芍薬甘草湯(しゃくやくかんぞうとう)が効きます。
2) 熱疲労
大量の汗をかくと、水分と塩分の両方が失われます。これにより、疲労感、吐き気、めまい、血圧の低下などが生じます。
このような症状が見られたら、すぐに涼しいところに移動して、足を頭より高くして寝かせます。頭や首筋、わきの下を冷やします。スポーツドリンクを飲ませます。漢方薬の五苓散(ごれいさん)も効果的です。
3)熱射病
もっともひどくなるのが熱射病です。暑さのため体温が上昇していくと、体温を調整する脳の働きが鈍くなり、体から汗を出さなくなります。すると、ますます熱が体に蓄えられます。熱が40度ほどまで上がると、意識が無くなり、呼吸が止まるようになります。
こうなると、応急的にはまず体を冷やします。そして、意識が無くなると、当然救急車を呼んでください。
お年寄りは全ての機能が低下しています。汗をかいて熱を下げる機能も低下していますから熱中症になりやすいのです。暑いところや、湿度の高いところには出かけるときには、特に注意してください。
外に出るときには、スポーツドリンクを持って出ましょう。こまめに飲んでください。通気性の良い服と、帽子は欠かせませません。
暑い夏がしばらく続きます。暑さ対策を忘れないようにしてください。
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