週刊 談話室  
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2006年12月4日号

「今週の談話」

 山田洋次監督「武士の一分」を見てきました。

 やはり、いいな。山田監督の作品は気品があって、愛情こまやかで、少しの笑いと少しのを誘ってしまいます。

 毒見をしていて貝の毒に当たって失明することから物語が始まります。

 主人公が失明するのを象徴しようとしているのか、全編暗い画面で息が詰まりそうです。

 しかし、最後は気持ちよく感動的に終わります。

 さわやかな余韻に包まれます。

 藤沢周平時代劇3部作の最終章とか、もっと撮って欲しいなア。

 

 山田監督の作品は家族(夫婦)の愛がテーマです。

 藤原正彦センセイ「国家の品格」によると、人間には大切な4つの愛があります。「家族愛」、「郷土愛」、「祖国愛」そして「人類愛」です。

 「まずは家族愛をきちんと整える。それから郷土愛。それから祖国愛です。このうちのどれかが欠けていたら、世界に出て行っても誰も信用してくれません」

 これは当然のことです。しかし、当然のことができていないから世の中変な方向に向かうのです。

 「日本人一人ひとりが美しい情緒と形を身につけ、品格ある国家を保つことは、日本人として生まれた真の意味であり、人類への責務と思うのです」

 

 そうです。「国家の品格」を身につけようと思えば、山田監督の藤沢周平時代劇3部作を見ればいいのです。

 

 

「野に花、山に鳥」

 「コツコツ」と誰かがすぐ側で木を叩いています。

 ふと見上げると、古木にコゲラ(キツツキ)が止まっています。

 さかんに口ばしで木をつついています。

 持っていたのは小さいデジカメ。

 鮮明に撮れなかったのは残念でした。

 

コゲラ



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