週刊 談話室  
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2006年6月25日号

「今週の談話」

 やはり、サッカー・ワールドカップはだめでした。

 マスコミから過度の期待をもたせられ、勝つかなとワクワクしながら観戦しましたが、結果として完敗でした。

 日本選手の体力と技術はまだまだの印象です。

 たぶん、監督の采配がもう少し現実的なものであれば勝利できたかもしれない、と云う幻想が日本中を漂流しています。

 

 過度の期待と本当の実力を悟ったとき、リズミカルなライフサイクルはわずかずつ狂ってきます。不整なサイクルから始まり、いつの日か反転までするようになります。

 

 そうした負のリズムが現実として、様々な形で私たちの周りに登場してきます。

 奈良の高校生による放火殺人事件もその一つです。

 父親の過度の期待と増大する失望感

 父親に認められたいと思いながら、現実的には父親の期待を裏切るような成績しかあげられず、情けない自分の姿しか発見できなくなったのでしょう。 

 おそらく、父親にだけは認められたいとそれだけで頑張ってきたのに、それができなくて現実逃避が始まったのでしょう。

 

 自殺と殺人は紙一重です

 自宅に放火して家族を殺害しようとしたのでしょうか?

 自分も一緒に死にたかったのではないか、と私は思います。

 家族を道づれに自殺しようとしていたのに、火の勢いに怖くなり、一人だけ逃げたのではないでしょうか?

 

 理想と現実の狭間で様々なドラマが生まれます

 

 

「野に花、山に鳥」

 梅雨時のわずかな晴れ間に、夏ツバキがすがすがしい。

 白い花を次々に咲かせますが、花の命は短い

 

夏ツバキの写真 夏ツバキの写真

 

 

「今週の患者さん」

 小学2年生の女児

 3年前から数ヶ月に一度、耳下腺が腫れます

 小児反復性耳下腺炎です。

 

 10歳未満の小児に多くみられます。

 口から耳下腺に続く唾液管に細菌が入りやすい体質をもった子供にみられる病気です。

 いわゆる耳下腺の弱い子にかかる病気です。かぜをひくと鼻にくる子、耳にくる子、のどにくる子など様々です。

 この子は耳下腺にきやすいのです。

 

 急性期には抗生剤を使います。

 この病気にかからないようにするには、どうすればよいでしょうか?

 いいくすりがあります。柴胡清肝湯(さいこせいかんとう)です。

 小児腺病質の体質改善薬として知られています。

 

 これをズーっと飲んでもらっています。

 それから、一度も耳下腺は腫れていません

 かぜもほとんどひかなくなりました

 母親に大変に感謝されました。



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