2007年4月1日号
「今週の談話」
春の風景になってきました。
山にも街にも桜が咲き誇り、木々に新芽が芽吹いています。
遠景は黄砂でかすんでいます。
タミフルの副作用が問題化されています。
開業医の経験から言えば、タミフルの異常行動をおこす副作用は明らかです。
悪い夢を見る、異常に興奮する、突然叫びだすなどの異常行動は以前から分かっていました。
しかし私は、タミフル単独の副作用ではないような気がしていました。解熱剤と併用したときにこれらの副作用が生じるのではないかと疑っていました。
インフルエンザは高熱を伴う感染症ですから、必ず解熱鎮痛剤を併用しています。タミフル単独投与など誰もしないでしょう。
しかし私は、一年前からインフルエンザにタミフルを投与するときには、解熱剤を併用しないようにしてきました。すると、タミフルの副作用は一度も経験しなくなりました。熱もほとんど1〜2日で下がります。
発熱は感染症からの防御反応ですから、本当は無理に熱を下げる必要はないのです。タミフルによる薬物反応と発熱による免疫反応でインフルエンザウイルスの増殖を抑えることができます。
この点について、タミフルを販売している製薬会社の担当者に聞いてみましたが、そのようなことは知らないといわれました。
一開業医の感想が製薬会社と国に伝わるといいのですが…。
「久我流漢方塾 葛根湯加川きゅう辛夷」
漢方の本をひもとくと、葛根湯加川きゅう辛夷は慢性副鼻腔炎に効くと書かれています。しかし、これは疑問です。
葛根湯は風邪の初期に使います。
葛根湯加川きゅう辛夷は葛根湯に川きゅうと辛夷を加えたものですから、葛根湯に適応のある風邪の初期の鼻づまりに効果があります。
慢性副鼻腔炎ではなく、あえて言えば急性鼻炎、急性副鼻腔炎に効果があるのです。
鼻づまりに効くことから、アレルギー性鼻炎にも使います。
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