2011年10月26日号
「今週の談話」
「耳がふさがる」、「自分の声が響く」などの症状があってこられる方が多くみられます。
このような症状の生じる病気には様々なものがあります。
一番多いのは耳垢です。
綿棒でいつもきれいにしている人も奥に押し込むこともよくあります。
外耳道や鼓膜に炎症があって持続的に分泌物が出てきてこれが耳垢となり、耳垢が蓄積されることもよく見られます。
突発性難聴になっている人もいますので、聴力検査は欠かせません。
この場合は、めまいを伴うと治りにくいので注意が必要です。
当然、滲出性中耳炎の場合もあります。
耳と鼻の奥は耳管でつながっていますが、ここの異常で耳がつまる感じは起きやすくなります。
耳管がつまれば耳管狭窄症、耳管が閉じにくくなれば耳管開放症となります。
耳管狭窄症は耳管を広げることに効果的なくすりを飲んでもらい、耳管を広げる耳管通気療法を行います。
耳管通気は私は麻酔薬を使わず、手先の感覚を生かして耳管開口部に通気管を導いて行います。
駆け出しの頃は麻酔薬を使いましたが、痛がる人もいないので麻酔薬は使っていません。
耳管開放症は決定的な治療法がなく難治性と言われてきましたが、私は工夫を重ね、今ではほとんどの方を治せるようになりました。
とりあえず、その場ですぐに治してあげることが大切です。
一瞬にして症状が取れると、目を輝かして喜んでもらえます。
耳管開放症は高齢者によく見られますが、その他に中耳炎の後やダイエットの後にも生じます。
この病気は今からますます増えて行くでしょう。
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蜜柑の季節になりました。
誰かが持ってきた青蜜柑が休憩室のテーブルの上に置かれていました。
甘いのでしょうか?
まだ酸っぱさが残っているのでしょうか?
恋をする初めはいつも青蜜柑 |