週刊 談話室  
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2012年3月15日号

「今週の談話」

「2か月前に捻挫してから右足が痛く、足が冷えるようになりました。整形外科に通っているのですが、痛みも冷えも取れません。2週間まえからは、風呂上りにふらふらするようになりました。近くの病院に行って冷え性やめまいに効く漢方薬を出してくださいと言うと、それなら久我耳鼻科に行ってごらんと紹介されました」60代の女性をつきながらそろそろと入って来て話されました。
この話を聞いて、すぐに全ての状態が把握できました。
何も答えず、「ではとりあえず足を治します」と言って鍼治療を施しました。
5分後に「では歩いてください」と言って、少し歩いてもらいました。
すると杖をつかずに、来た時よりしっかりとした足どりで歩かれました。
「あれ、こんなに治るのですか、うそでしょう」と感激しています。
ここで、病気の説明を始めました。
「足が悪くなったので、血行状態が悪化して冷えが出てきたのです。足が冷えるで、お湯で温めようと少し長めにお風呂に入るようになったから、足の方の血管が開き、お風呂から出ると頭から血が下がってきて立ちくらみが生じたのです。めまいには薬はいりません。この冷え症は足を治せば良くなります。この鍼の治療をしばらく続けてください。また痛みに効く漢方薬を飲んでもらうと良くなります」治打撲一方(ちだぼくいっぽう)を出しました。

中耳炎で小さい子供さんをつれて来られている30才の母親足を痛そうにしていました。
「足が痛いのですか」と聞くと、「膝が痛くて治りません。私は若いのですが、膝はすっかりお婆さんです。もうがたがたです。どこに行っても治らないのです」とあきらめ顔です。
「ものは試しですよ、ひょっとして治ったらうれしいでしょう。膝を治す鍼治療があるのですがやってみませんか」と勧めると、半信半疑で治療を受けてくれました。
足から膝にかけて痛みを取るツボに治療を行いました。
「歩いてください」と言って歩いてもらうと「あれ、痛くないです」と不思議がります。
「階段を登ってください」と言って階段を上がり降りしても痛みが消えています。
「こんなことがあっていいのですか。こんなに治るなんて」と感激しています。
その後、一度も再発せずに治ってしまいました。
東洋医学を勉強してから、色々な治療法を学びました。
耳鼻科の範囲を超えて様々な病気の治療が行えるようになりました。
腰痛症、五十肩、膝痛などの治療も得意技の一つとしています。

今年の冬は寒くいつまでも春らしい陽気になりません。
藪椿の花がやっと咲き始めました。
藪椿は花が重く、枝は撓んでいます。
花が落ちると、やれやれと言った風情で枝が元気になっていくように見えます。

落椿枝の重荷を下ろしたり



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