週刊 談話室  
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2012年3月15日号

「今週の談話」

長い寒い冬が終わり少しずつ春めいてきました。
やっと娘が大学を卒業し、国家試験も受かって医師になることができました。
私の希望である地元の病院勤務は叶えられませんでしたが、娘の希望で中央の病院に研修医として行くことになりました。
これから先のことは分かりませんが、ともかく一安心です。

今年のスギ花粉症2〜3週間遅れてきました。
油断していたところに急に花粉症が始まったため、人によっては軽かったり逆に重かったりして症状は様々です。

薬を飲んでいるのに最近花粉症の症状がひどいと言って来られる方が時々います。
鼻水は絶えず流れ、微熱や筋肉の痛みも少しあります。
目もやや充血しています。
鼻の中やのどを診ると風邪の様な症状にみえます。
これらは、インフルエンザの初期症状です。
そこでインフルエンザ迅速検査を行いましたが、陰性でした。
初期では陽性に出にくいので、偽陽性としてインフルエンザの治療を行いました。

インフルエンザになると鼻水が数日間流れるようにでます。
鼻粘膜がインフルエンザウィルスを自分にとって有害なものと認め排除する機序が働くためです。
これは花粉症の症状と変わりませんが、特徴はアレルギー性鼻炎の治療薬が効かないということにあります。
目も痒くなりますが、これも花粉症の症状と一緒なので判断を鈍らせることになります。
インフルエンザウイルスが目に入ると、これを排除しようとして痒みがおきるのです。
この場合はアレルギー性結膜炎様の目薬は効きません
ステロイド入りの目薬を使うと落着きます

このようにインフルエンザや感冒の初期は花粉症の症状とほとんど同じなので注意が必要です。

菜の花の季節となりました。
畑や空き地でみられますが、線路わきに咲いている菜の花は際立っています。
やわらかい黄色の花に線路のいぶし銀の光り、この対比がおもしろい。

菜の花にゆらゆら揺れて電車くる



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