週刊 談話室  
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2012年5月30日号

「今週の談話」

坊ちゃん劇場のミュージカル「幕末ガール〜ドクトルおイネ物語」
http://www.botchan.co.jp/ を見に行きました。

これはすばらしい出来でした。

ミュージカル歌って、踊って、走りまわることが基本ですが、この基本が想像以上によくできていました。

皆よく訓練されていて、よく歌い、よく踊り、よく走り回りました。

泣きや笑いを入れた演出は息を継がせない疾走感で、最後まで飽きさせず見せたくれました。

ストーリーはよく整備されていて、横軸に年老いたおイネを縦軸に成長するおイネを上手に絡ませ、立体的に進行していきます。

幕末のわかりにくい背景、人物についても簡潔に解説が施されているため、頭の中にすっきり入ってきました。

舞台が進むにつれて、司馬遼太郎の「花神」を思い出させる村田蔵六とおイネの恋愛ドラマに引き込まれていきます。

長崎、宇和島、卯之町と私自身が関係してきた地域がふんだんに登場してくるため、親近感も湧いてきます。

音楽も振り付けもよくできていました。

舞台装置も明らかに豊かではない予算の中で頑張っていました。

田舎の劇場のミュージカルと思って見に行くと、衝撃を受けます。

特に主役の五十嵐可絵さんの劇場の隅々まで良く通る歌声と踊りの確かさと切れの良い演技には驚かされました。

この驚きは名作「ミス・サイゴン」新妻聖子さん以来です。

この劇場は公演が終わると役者の皆さんがホールで待っていてくれます。

私は五十嵐可絵さん激励賞賛して、握手をしました。

写真も一緒に撮りました(少しブレました)。

このミュージカルは中央に持って行っても成功するでしょう。

しかし、松山発のミュージカルとして、ここで遠来の多くの客を迎えて欲しいと思います。

このミュージカルは来年3月まで続きます。

私は、その後も進化を続け、更に公演を繰り返して欲しいと思いました。

私もあと何回か見に行きます。

紫陽花やオランダおイネの目は青く



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