2012年8月15日号
「今週の談話」
私は病気らしい病気をしたことがないので、「健康診断」に行ったことがありませんでしたが、今年は行ってみようと思いつき医師会が推薦している成人病センターに行きました。
血液検査、心電図、胃透視、全身CTなどの検査をしました。
CT検査はすぐに結果が出て、担当医師が説明してくれました。この先生は我々のあいだでは信頼できる放射線科医師として有名です。
「今回の問題点はここです」と言って、右下肺野の陰影を指摘されました。肺炎の陰影です。
2日前から少しだけ咳がでていたのですが、熱もないし、だるくもありません。
予想外の結果です。
「抗生剤を飲んでいただいたら結構です。念の為に一ヶ月後に再検査しましょう」と言われました。
その他の検査は全て異常はなく、肺炎なら検出される白血球数や炎症反応も異常はありません。その後も咳は少し出ましたがひどくはなりませんでした。
肺炎といえば、熱が出て、胸の痛みがあり、炎症反応陽性というのが私の学んだ知識ですが、今回はその症状はありませんでした。
一ヶ月後、CTの再検査をしました。陰影は消えていました。
「CTだけ異常所見がでる肺炎はよくあることですか?」と聞いてみました。
「CT検査をしてみると、今までの常識が覆されることがよくあります」との返事でした。日常診療で咳のでる人はたくさん見かけます。もし、全ての人にCTを撮ればかなりの人が肺炎の陰影が写し出されるのかもしれません。
しかし、私のように肺炎といっても抗生剤を使えば簡単に治るのですから、わざわざCTを撮って肺炎を探す必要もありません。
咳が続けば熱がなくても肺炎の可能性がありますが、抗生剤を使えば簡単に治せるのでそう心配する必要はないということでしょうか。
医学の常識は意外と簡単に覆されます。
教科書の書き換えが必要なのかもしれません。
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庭のいたるところに蜘蛛の巣ができています。
大小様々ですが、きれいな幾何学模様と糸の柔軟性には感心するばかりです。
風が吹けば大きく袋状に膨れ上がります。
蜘蛛の巣のそばには蟷螂(かまきり)がいて、巣にかかった獲物をちゃっかり頂いたりします。
この日はカメムシを横取りしていました。
蜘蛛の囲の風を掬(すく)いて孕(はら)みたり
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