週刊 談話室  
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2012年8月30日号

「今週の談話」

鼻水がたくさん出て止まりませんと70才の女性が来られました。

近くの医院に行くとアレルギー性鼻炎と言われ、飲み薬をもらいましたが治りません。

近くの耳鼻科に行っても同じ様な薬をもらいましたが、やはり治りません。

今までこのような症状にかかったことがないため、半ばパニック状態になり、何とかなおりたいと知人に相談すると私のところを紹介してくれたそうです。

鼻水、くしゃみ、鼻づまりから言ってアレルギー性鼻炎そのものです。

アレルギー性鼻炎と特に変わったところはみられません。

しかし、腑に落ちないのは、この時期に強烈な花粉症はありませんし、急にアレルギー性鼻炎が始まることも疑問でした。何か変わったことが起きている様な気がしました。

「最近変わったことをしませんでしたか?急にお風呂を洗剤を使って洗ったり、トイレを丁寧に洗ったりしませんでしたか?急に芳香剤をたくさん使いませんでしたか?」

「変わったことはありません」

「何か鼻を刺激さすことがあったと思うのですが、思い出してください」

「そういえば、鼻水が出る前に庭の松の消毒を二回しました。鼻水が出だしたのはその後からです」

「それが、一番の原因ですね。消毒するときマスクしなかったでしょう。鼻の粘膜が荒れて過敏になってきているのですね」「ところで、夜は窓を開けて寝ていないでしょうね」

「暑がりなので、窓を開けて、扇風機をつけて寝ています」

「それです。鼻が敏感になっているところに、体が冷えて鼻水がでるようになったのです」

この方は、消毒液を吸い込んで鼻の粘膜が過敏になり、体の冷えにより鼻水が止まらなくなったようです。体の防御反応といえばいいでしょうか。消毒液を外に押し出すために鼻水が出てくるようになり、体が冷えるとウイルスが入りやすくなるため、ウイルスが鼻から入らないようにするため鼻水がさらに出るようになったのです。

念のため、アレルギー検査をしましたが、ハウスダスト、イネ科花粉症、キク科花粉症など全て陰性でした。

まず鼻水を止める治療を行いました。そして寝るときには窓を締め扇風機は就寝2時間後にはタイマーで切るようにしてもらいました。

その後鼻水は出なくなり、パニックからも開放され、たいへん喜ばれました。

「五行歌」という歌会があります。

例会が土曜日の午後からあるため、わたしは出席できませんが、歌は送っています。

自由律短歌と言ったらいいでしょうか、とにかく五行に並べる詩です。

これが簡単そうで意外にむつかしいのです。

作るのは簡単ですが、評価される歌を作るとなるとやはり難しいのです。

この「五行歌」の発表会高島屋の「ふれあいギャラリー」で一週間ありました。私も出しました。

これは私が年老いた母を詠んだ五行歌です。

私の顔と名前
思い出そうとしながら出てこない
母はうつろに窓の外を見る
窓の高さに
桐の花が咲いている



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