2013年7月2日号
「今週の談話」
70才の女性が3年前から顎が痛くなり、治らないと言って来られました。
3年前に顎から頸部に棒のようなものが入っているような違和感を感じたため整形外科に行くと、これは顎関節が悪いので歯科に行きなさいと言われました。
それから、5軒の歯科医院に行きましたが治らず、最近は病院の歯科口腔外科に行ってみました。そこでは、これは治らないから病気と仲良くして暮しなさいと言われました。
息子さんがネット検索をして、私の所に来院されました。
痛いのは下顎骨の真ん中辺りで、ものを噛むと痛いので食事が十分にできず、体重が減ってきました。
診察をしました。
顎関節症と言われたので、顎関節を触ってみましたが、全く痛がりません。
下顎骨を痛がります。
「分かりました。これは顎関節症ではなく、入歯が合っていないだけです。入歯が動くから痛みが出て、顎が痛く感じるのです。すぐ治りますから」と言って、入歯を外しました。
予測通り、歯肉を触ると痛がる場所がありましたので、そこを治療しました。
入歯を入れてから噛んでもらいました。
「あれ、痛くない。え?治りました。本当ですか?」と嬉しそうに笑っています。
このように、入歯が原因の顎関節症様の病気はよく見かけます。
入歯を入れている歯科医が治せないというのが、不思議ですがよく経験します。
顎関節症も残念ながら誤解され、拡大解釈されているようです。
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CATV俳句の新しい番組が公開されました。
これから7月7日(日)、14日(日)、21日(日)の他に、平日に断続的に再放送があります。
今回の私の俳句です。
一村を畳んで開いて夏の蝶
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