くが耳鼻咽喉科(愛媛県松山市北条)

週刊 談話室

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2020年1月26日号

「今週の談話」

暖冬と言われてきましたが、このところ寒さが厳しくなってきました。

中国発の新型コロナウイルスによる感染が爆発的に増えています。中国の習近平国家主席は25日、同国が「深刻な状況」に直面していると警鐘を鳴らしました。当局は封じ込めに全力を尽くしていますが、感染者は各地各国にどんどん広がっています。当分この勢いを鎮めることは難しそうです。

これを受けて新型コロナウイルスの流行の中心地となっている中国中部・湖北省の省都・武漢で、「1週間以内」に2つ目の病院を建設することになったそうです。病院を1週間ほどで建設するとは驚きですが、おそらく仮設住宅様の建物になるのでしょう。コロナウイルスが沈静化すればそのまま解体するか放置するつもりなのでしょう。

春節を利用して多くの中国人が来日しています。これからは日本での感染者の増加が憂慮されています。

この病気は最初は穏やかでも、2週目に入ると症状は急速に悪化し、肺の損傷が進行すると呼吸困難を起こして酸素吸入が必要になります。さらにウイルスによる肺の損傷が大きいと、細菌の二次感染による肺炎にもかかりやすくなります。1918年にスペイン風邪=インフルエンザ=が大流行した際も、死亡した5000万人の多くが細菌の二次感染による肺炎によって命を落としたとされています。

しかし、この病気に関して的確な治療法はまだ見つかっていないようですが、おそらく多くの感染症の研究機関が抗インフルエンザ薬を中心にして、治療法を必死にさがしているものと思われます。

奥井紫麻さんのピアノリサイタルが松山市民会館中ホールで行われ、15歳の天才少女は鍵盤を細く長い指が軽やかに疾走するように演奏しました。 ピアノの横には枝ぶりのいい素心蝋梅が飾られ、美しい音楽を彩っていました。

演奏したのはベートーベンのピアノソナタ「ワルトシュタイン」、リストの「イタリア」より「婚礼」、スクリャービンのピアノソナタ「幻想ソナタ」、ショパンのノクターン(4,5,6番)、ショパンのピアノソナタ第3番でした。

これらの曲は馴染みは薄いのですが、どこかで聞いたことのある曲でなつかしく大いに楽しむことができました。とくに「ワルトシュタイン」スクリャービンの「幻想ソナタ」には感銘を受けました。

満席の観客はこの少女の生み出す美しい音色に万雷の拍手で称えました。

演奏後のインタビューに答えて、奥井紫麻さんはとくにスクリャービンが自分の感性にあって大好きだと話してくれました。

      

ピアニスト奥井紫麻さん

スクリャービン素心蝋梅を跳躍す

大相撲初場所では幕尻の徳勝龍大関貴景勝を堂々と寄り切り、見事に優勝しました。相撲好きの人で徳勝龍の優勝を予想した人は誰もいなかったでしょう。優勝を決めた直後の男泣きうるうるとさせられましたが、全英女子オープンで優勝した渋野日向子さんの優勝談話をまね「私でいいのでしょうか」と笑わせ、勝利者インタビューを「めちゃくちゃ練習しました」と茶目っ気たっぷりに語り、一気に国民を味方につけました。

正代の活躍も信じられませんでしたが、あれよあれよという間に、体を入れ替えて危ない相撲を勝ち続けた徳勝龍の大活躍明るい話題になりました。

プロレスのような危険なエルボー攻撃で相手を失神させようとする横*の白*はすっかり国民の嫌われ者ですが、白*に代わる貴景勝朝乃山などの魅力的な力士が出てきたことはこれからが大いに楽しみです。

さすがに徳勝龍がこのまま横綱に駆け上がることは33歳では無理と思いますが、新型コロナウイルスの出現世の中に暗雲が立ち込めている中で、徳勝龍の優勝奥井紫麻さんの素晴らしい演奏私の心をぱっと明るくさせてくれました。世の中捨てたものではありません。

(秘密ですが奥井紫麻さんがチャイコフスキーコンクールで優勝してくれないかと願っています)

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