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私の耳管開放症に対する治療法

 

「私の耳管開放症に対する治療法」

@臨床症状において耳がつまる感じ、呼吸音が聞こえる、音が耳に響く、これらはうつむくと治るという人には
耳管機能検査を行い、陽性なら開放症の治療を行います。
確認のため耳管通気をすればゴーッという通り過ぎる音が聞こえます。

Aすぐに治った感覚をもってもらうことが大切なので、耳管通気をしながら耳管にシロップ0.3〜0.6cc噴霧します。
噴霧後すぐに症状は消えます。一回の治療で1週間前後正常状態が維持できます。再発する人は1〜2週間に一度治療します。
徐々に正常状態の間隔が伸びていきます。最終的には治る人もいます、月に一度噴霧を続けて維持している人もいます。
以前は馬油を使っていましたが、今は医療用シロップ(砂糖水)にしています。
シロップの利点は、喉に落ちても違和感がないこと、粘膜に砂糖が付着すること、付着した砂糖は保湿作用、保水作用があるため
耳管が狭くなること、砂糖水は蓄積すれば結晶ができるためさらに耳管が狭くなること、などです。

B内服薬は白虎加人参湯十全大補湯の併用が主ですが、白虎加人参湯だけの人、十全大補湯だけの人もいます。
喉や鼻の乾燥感が強いと白虎加人参湯精神的に落ち込んでいて無力様体質の人には十全大補湯を主に処方します。
たくさんの方に使いましたが、特に副作用はありませんでした。

Cこれでほとんどの人が改善します。難治性の人には耳管ピンがいいのかもしれませんが、それを勧めた人はまだいません。
私はこの方法で治療を行い、治らない人は耳管ピンを考慮することが一つの耳管開放症の治療だと思います。

 


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