2018年2月8日号
「今週の談話」
寒波が押し寄せ、居座り、大雪を各地で降らせています。愛媛県内も南予地方を中心にして積雪の便りが届いています。
このような天気のために、小春日和というような温かい日はほとんど無く、寒い天気が続いています。
寒くなると体が冷えて鼻水、咳がでます。小さい子は鼻水が続くと、耳の裏口の耳管開口部が腫れたり、鼻水が溜まったりするため、耳管を通して呼吸ができにくくなり、中耳炎が起きやすく、また治りにくくなります。
小さい子の中耳炎は頻繁に生じますが、鼻水が止まらないと、中耳炎は治りません。鼓膜切開をして内溶液を取っても、鼓膜が閉じるとまた元に戻ります。
長引く中耳炎(滲出性中耳炎、癒着性中耳炎)になると、鼓膜チューブも考えなくてはなりません。
しかし、その前に鼻水を治し、鼻の奥の上咽頭の腫れを取ってあげる事が大切です。寒い冬に鼻水が出て中耳炎になっていても、暖かい春になると鼻水も止まり、やがて中耳炎も治っていきますので、根気強く治療することも必要です。
鼻水が止まっても中耳炎が治らないときは、粘稠性の高い貯留液なので、鼓膜切開やら鼓膜チューブの挿入が必要になります。
インフルエンザは呼吸するだけで感染する?
アメリカからこのような研究発表がありました。
これを発表した米サンノゼ州立大学のSheryl Ehrman氏は、
「咳やくしゃみをしなくても、インフルエンザ患者が呼吸するだけで周囲の空気にウイルスが放出されることが分かった。今まではインフルエンザウイルスは飛沫感染、接触感染であると言われていたが、患者が呼吸するだけでインフルエンザイルスが飛び散ってしまうのであれば、手洗い、マスクという対策だけではインフルエンザ感染から身を守ることはできない。この研究結果を企業や学校、地下鉄車内の換気システムの改善などを通じたインフルエンザ予防策の向上に生かしてほしい」と語っています。
このように、手洗い、マスクでは予防効果として不十分であることがアメリカの学者により発表されました。私が従来より唱えていたとおりの結果が報告されたのです。以前より、私の医院ではインフルエンザウイルスなどの微生物を除去する加湿器を設置しています。

落椿おっととっとと上向きに
