くが耳鼻咽喉科(愛媛県松山市北条)

週刊 談話室

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2018年10月3日号

「今週の談話」

次々と大型の台風が日本列島を襲っている間に、角界を引っ張ってきた貴乃花が引退し、京都大学の本庶佑特別教授がノーベル医学生理学賞を受賞しました。

貴乃花の問題は角界のパワハラ、いじめの印象が強く大相撲人気に水がさされなければいいのですが。

本庶佑特別教授たんぱく質「PD-1」の発見癌免疫療法につながる革命的業績です。癌免疫療法といういかがわしい治療法はたくさんありますが、先生の治療こそが本当の癌免疫療法です。

先生のすばらしい点は、そのねばり強い研究心は当然として、このたんぱく質を使った注射薬の開発をしてくれる製薬会社を奔走して探し続けた点です。地味だけど意欲的な仕事をする小野薬品がこれをやっと引き受けてくれました。小野薬品なくして癌免疫療法の完成はありませんので、たんぱく質「PD-1」を応用して「オプジーボ」を開発した小野薬品にノーベル賞の一部を上げたい位です。

本庶先生の父親はある大学の耳鼻咽喉科教授だったので、その息子さん(本庶佑先生)の噂は我々耳鼻科医の間では「ノーベル賞候補の息子がいる」と有名でした。毎年ノーベル賞の発表のたびに「本庶佑先生は?」と気になっていました。やはり何十年も前からの噂は本当だったのです。

本庶先生はノーベル賞の賞金とオプジーボの特許使用料を加えて、1000億円規模の基金を京都大学に設立して、若手研究者を支援するそうです。

何をしてもカッコいいですね。

空を向く夢の小枝に小鳥来る

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