2021年4月25日号
「今週の談話」
新型コロナの変異型が猛威を振るってきました。少し気を緩めるとすぐに感染の爆発が起きるという状態が続いて、東京、大阪、京都、兵庫に緊急事態宣言が出されました。今回は飲食店に限らず百貨店などの大型商業施設やテーマパークなどに広く休業を求めるという、今までにない思い切った対策となりました。
ワクチン接種はアメリカ、ヨーロッパなどは急速に進んでいます。イスラエルやイギリス、アメリカは接種率が高くそれだけ新型コロナウイルスの抑制が効いてきています。日本はワクチンが不足しているために接種が遅れています。
先週から医療機関に対するワクチン接種がはじまり、私の医院は私とスタッフも受けました。スタッフのほとんどが接種後に注射部位が痛くなったり、全身倦怠感、血圧上昇を生じ腕が上がりにくくなる変化が生じましたが、私はどこにも症状はありませんでした。3週間後の二回目の接種では肩の痛みや全身倦怠感がもっと現れるそうですので少し警戒しています。アナフィラキシー症状が出ることを気にしている人がいますが、出現率は低いし、出たとしてもアドレナリンを打てばすぐに回復しますので、心配はいりません。
新型コロナ感染に有効といわれている日本で生まれたアビガンやイベルメクチンを日本の厚生省はなぜか認可を避けてきましたが、世論に押されたようにやっと認可の方向で動き始めました。これは相当遅いです。効くと分かっているのに厚生省は知らぬ顔をして無視してきました。自宅やホテルで待機している軽症者はこのような薬を飲めば早く良くなるはずです。
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今まで見たことがない鳥が庭を歩いていました。
写真にとって確認するとシロハラのようです。
図鑑によれば、「頭から背にかけて茶褐色で、胸腹部が灰色。飛ぶと尾羽の両端に白色の斑点が出る。冬鳥で主に森に生息しているが、公園などの茂みにも住む。庭に餌を置くと来ることがある。」 と記されていました。シロハラに間違いはないようです。
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今の時期は藤の花が一番きれいです。若い木には藤の房は長く垂れることはなく、長々と垂れるようになるまでかなりの年月を要するようです。
恐竜の美人の尻尾藤の花