くが耳鼻咽喉科(愛媛県松山市北条)

週刊 談話室

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2020年4月16日号

「今週の談話」

新型コロナの渦の中に私たちは閉じ込められています。私はこの10日間、隣接する自宅と診療所の間を往復するだけで、私の敷地内から外に出ていません。週に一回程度は俳句の会、医療関係の会合、ユネスコの会合、友人たちとの懇親会などで外出しているのですが、新型コロナ緊急事態宣言がなされた後からは全ての会合が中止になったため、外出する理由がなくなってしまい、敷地内で動いているだけになりました。庭木に花が咲き、新緑がまぶしいので、天気のいい日は写真を撮って楽しんでいます。

新緑のもみじと庭木の花

今は、筍ご飯が美味しい。「美味しいね、美味しいね」と筍ご飯をお代わりすると、妻が「味覚がしっかりしているので、絶対にコロナには罹っていないね」と言う。

新型コロナに罹ると味覚嗅覚がおかしくなるそうなので、PCR検査をする前の予備検査として、筍ご飯を食べることが利用できそうです。

新型コロナの感染爆発(オーバーシュート)を避けるために様々な取り組みが成されています。夜の繁華街がその隠れた感染源の一つになっているため三密を避けるように指導が徹底されるようになりました。人の集まりやすい場所での営業自粛が強く要請され、公共の場所では7割、8割の混雑カットが要求されています。これらが実行されたら4週間程度で、感染は終息していくと説明されています。

人との接触を8割減らすことが流行を収めるために必要だ」とこれまでの全国の感染データを分析してきた厚生労働省のクラスター対策班の北海道大学社会医学分野教授西浦博さん説得力あふれる語り口で述べられています。誰もがなるほどとそれを理解するようになりました。

西浦教授は数理モデルと呼ばれる手法を用いて感染状況を推計する理論疫学の専門家で、教授の試算では「外出を欧米に近い形で厳しく制限し、人と人の接触を八割減らす対策を取れば、十日~二週間後に感染者が一日数千人のピークにもっていくことができる」そうです。このような専門家がいることを初めて知りました。新型コロナが抑制できたら、アベノマスクより西浦先生のお陰と誰もが感謝することでしょう。

家に閉じこもる前に散りかかったを見てきました。最近見に行っているのは、菊間町の掌禅寺の「金龍桜」です。樹齢二百数十年といわれているエドヒガン桜で、桜の下に入ると、桜に包まれた宇宙空間にトリップしていく幻想を楽しむことができます。

菊間町の掌禅寺の「金龍桜」

しまなみ海道の大三島に行くと、大山祇神社近くに教善寺があります。ここでは管理が行き届いたみごとな枝垂れ桜を見ることができます。自然に咲かせた桜はその山沿いにあり、これも十分楽しめます。

松山のある墓地も隠れた桜の名所です。大きな枝垂れ桜綺麗な桜並木があり、ベンチでお弁当を広げている家族もいました。

大きな枝垂れ桜と綺麗な桜並木

手のひらは丸き青空桜咲く

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