くが耳鼻咽喉科(愛媛県松山市北条)

週刊 談話室

■戻る

2020年3月26日号

「今週の談話」

東京オリンピックが来年の夏までに延期されました。「夏までに」と強調されているため5月から6月の開催にも含みを残しています。新型コロナウイルスの流行が終息する時期をにらみながら、開催時期を決めるのでしょう。

このウイルスの流行の終息は、人口の約3分の2に感染者が増えて集団免疫を獲得するか、的確なコロナウイルスのワクチン開発が進み、広く予防接種が終わったときになります。大量感染を生じているヨーロッパなどは集団免疫が成立しそうですが、流行が遅い地区ワクチン接種に頼らないといけないでしょう。中国、アメリカではワクチンは完成していて、すでに治験が行われています(大阪大学でも開発中で秋には臨床治験に入る予定)。実際に使えるかどうか分かるのが通常であれば1~2年ほどかかるのですが、緊急事態なので、大急ぎで使えるようにしそうです。年内に使えるようになればいいのですが。

ほとんどのイベント中止となり、なるべく自宅で過ごす時間が多くなりました。私はTVゲームなどをしたことがないので、観客のいないスポーツ番組藤井聡太くんの将棋番組などを見て過ごしています。先日行われた藤井聡太くん稲葉陽八段王位戦挑戦者決定リーグ戦は久しぶりに見た藤井くんの大逆転劇で手に汗握るほどの大勝負でした。終盤までじわじわと稲葉八段が優勢で、中継していたAbemaTVで解説を務めていた佐々木七段も「(稲葉八段が)普通に勝ちですよね。勝ちだと思ってからの見落としが痛いんですけど…」と話すほど稲葉八段余裕の勝ち将棋でした。しかし、AIの判断する勝負予測では98手藤井14%対稲葉86%だったのが、112手になると藤井79%対稲葉21%逆転しました。佐々木七段も「まさか…これ、逆転することがあるんですね…」と驚いていました。稲葉八段は「時間ない中で、藤井七段が勝負手を指された。最後の対応も間違ってしまった」と、戦いの後語っていました。藤井くんが出した勝負手が稲葉八段の頭を混乱させ、着手を間違わせたのです。藤井くんの読みの深さと正確さから生まれる妙手がA級棋士の稲葉八段の判断をかく乱させるほどの強いインパクトだったのです。この勝利により、藤井くん3年連続8割超えの勝利率を残すことになりました。これは今までだれも成しえなかったことです。これからもどんどん駆け上がっていく藤井くんの将棋を見るのが楽しみです。

      

さくらの花

新しく春の星座を作る人

ページトップへ